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第五章 足音
pr
低く吐き捨てる。 それでも、あっきぃは止まらない。 一歩、また一歩。 さっきより慎重に、 距離を詰めてくる。
ak
小さく笑う。 泣きそうな顔のくせに。
pr
そう言っても そのまますぐ目の前まで来る。
ak
そっと、手が伸びる。 今度は、触れない。 触れない距離で、止まる。 ただ、それだけ。 近い。 触れていないのに、 触れているみたいに近い。
pr
喉が苦しくなる。 でもさっきより、 少しだけ楽だった。 触れていないから。 壊さなくて済む距離だから。
pr
ak
ak
意味が分からない。
pr
言いかけて、止まる。 言えない。 “危ない存在だ”なんて、今さら。
pr
話を変える。
ak
pr
視線を逸らしたまま言う。 これ以上一緒にいたら、ダメだ。
ak
小さく、でもはっきりとしたその声が、 俺の足の進みを妨げる。
ak
――。 心がグラグラと揺らぐ。
pr
何も言えなくなる。 その時だった。 ――がさ。 外で、音がした。
pr
体が反応する。 耳がぴくりと動く。
ak
pr
低く呟く。
ak
pr
空気が変わる。 さっきまでの静けさが、一瞬で消える。
ak
あっきぃの声が少しだけ揺れている。
pr
短く言って耳を澄ます。 足音.複数か…… 近い。 ――まずい。 すぐそこまで来ている。
pr
低く言う。
pr
ak
pr
強く言う。 あっきぃの肩を掴む。 びく、と体が揺れる。 細い。 壊れそうなほど。
ak
小さく零れる声。
pr
思わず言っていた。
pr
――。 その言葉に、自分でも一瞬驚く。 でもあっきぃは、 少しほっとしたように笑った。
ak
その表情を見た瞬間、 また胸が締めつけられる。 ――守ってやるから。 ……絶対に。
pr
部屋の奥、小さな戸棚を開ける。
pr
ak
pr
また強く言ってしまう。 時間がない。
ak
あっきぃは頷いて、中に入る。
pr
ak
pr
ak
すぐに返ってくる。
ak
pr
遮る。
pr
ak
pr
強く言うと、 あっきぃの目には みるみるうちに涙が溜まっていく。 それでもこう言った。
ak
――。 胸が、痛い。
pr
短く答える。 それ以上、言えない。 震える手で戸を閉める。 姿が見えなくなった。 その瞬間。 妙に、静かになる。
pr
息を吐く。 これでいい。 これしかない。 ――そして。 扉が、乱暴に開いた。
狩人
大声。 鋭い視線。
狩人
狩人が数人。 武器を構えている。 動かない。 逃げれば、あっきぃが見つかる。 戦えば、時間は稼げる。
pr
低く呟く。 喉の奥で、何かが決まる。 ――ここで終わらせる。
狩人
問いかけられる。 答えない。 代わりに、一歩踏み出す。
pr
わざと、そう言う。 誤解されるように。
狩人
pr
一瞬の沈黙。
狩人
狩人の目が鋭く光る
狩人
武器が向けられる。 それでいい。 それで、いい。
pr
低く唸る。 全部、引き受けるために。 守るために。 その代わりに…… ――もう、戻れない。
NEXT…終章
コメント
2件
辛すぎる😭 4なないでえ😭😭😭