TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

そして、あれから3日、、、

もう冴宮はいつ爆発してもおかしくない時間になっていた

紫苑

ちょっと買い物行ってくるわね

冴宮

おっけ〜

冴宮

んじゃちょっと僕も出かけてくる

冴宮

果歩

冴宮

一緒に来てくれないか?

果歩

はい師匠!

克光

なんか嫌な感じします

王冴

同感だ

王冴

もうこの時間を過ごせないような感じだ

克光

はぁ

克光

なんかどんよりしてますね

王冴

仕方無いさ

果歩

師匠?

果歩

ここは?

冴宮

果歩

冴宮

僕を殺してほしい

果歩

え?

果歩

なんでですか?!

冴宮

もう僕の身体はいつ爆発してもおかしくないんだ

果歩

そうですけど、、、

冴宮

僕は拳銃を果歩に渡す

果歩

え、、、これ、、、

冴宮

これで殺してくれ

果歩

出来ません!

果歩

なのになんで私なんですか!

冴宮

僕と君は同類だ

冴宮

周りを守ろうとする

冴宮

そして、僕みたいな存在になった

冴宮

次はお前の番だ

冴宮

別に殺したくないなら殺さなくてもいい

冴宮

殺さないならば僕は崖から飛び降りる

果歩

冴宮

僕は他でもない君に殺してほしい

冴宮

それが師匠の願いであり、僕の最初で最後の切なる願いだ

果歩

師匠、、、

冴宮

あと、これを渡しておく

それは銀の箱だった

冴宮

家であいつらと一緒に見てみろ

果歩

、、、

果歩

私には出来ない、、、です、、、

冴宮

そうか、、、

冴宮

ありがとな

冴宮

今度は君があいつらを守ってくれ

冴宮

特に紫苑

冴宮

あいつは寂しい奴だ

冴宮

僕が死んだらあいつはきっと立ち直ることが出来ないだろう

冴宮

お願いだ

果歩

分かりました

冴宮

そして、もう一度お願いする

冴宮

殺してほしい

果歩

分かりました

冴宮

ありがとう

果歩

そして私は引き金に指を当てる

冴宮

君に出会えて良かった

果歩

はい、私もです師匠

全身に緊張が走る

全ての記憶がフラッシュバックする

果歩

楽しかった記憶、出会い、守ってくれたこと

果歩

全てに感謝してます

冴宮

そうか

果歩

落ち着け、、、

果歩

もう殺らなきゃいけない、、、

果歩

はぁはぁ

冴宮

、、、

果歩

うっうああああ

冴宮

果歩

冴宮はそっと果歩の頭に手を置いた

冴宮

そんな気持ちで殺してはいけないぞ

冴宮

落ち着いて

冴宮

笑顔で

果歩

、、、、

果歩

楽しかった、、、時間

果歩

怖かった時間

果歩

出会った時間

果歩

一緒に過ごした時間

果歩

笑った時間

果歩

全ての思いを引き金に置く

果歩

さようなら師匠

冴宮

はい、さようなら

果歩

全てを感謝するように

果歩

私は引き金を引いた

冴宮

楽しかった

激しい銃声が響く

果歩

楽しかった、、、か

果歩

うっ

果歩

うわああああああん

果歩

師匠、、、師匠!

果歩

師匠、、、

果歩

うっ

果歩

うわああああああ

果歩は泣いた

信頼している人を殺した

彼女は赤く染まった冴宮の体を抱いた

果歩

師匠、、、

果歩

この気持ち、、、伝えてなかったですね

果歩

何年経っても、、、何十年経っても、、、師匠は私の一番の師匠ですよ

果歩

師匠、、、忘れませんから

果歩

師匠の死を無駄にはしません

果歩

ずっと側で見守っていてください

果歩

私が守ります、、、

そして、果歩は冴宮の体を崖に落とし

小さな手を合わせこう願った

果歩

またどこかで会えますように

帰宅後

紫苑

あら、おかえり

克光

あれ冴宮は?

果歩

師匠は、、、

起きた出来事をそのまま話した

王冴

嘘、、だろ、、

紫苑

冴、、宮、、

克光

冴宮、、、

果歩

うっうっ

紫苑

泣いちゃ駄目!

紫苑

こんなの冴宮は望んでないはずよ!

王冴

そうだな

克光

所でその箱はなんですか?

果歩

師匠が残した賜物です、、、

果歩

皆が居る所であけろって

そして、その箱を開けた

そして、そこには1枚の紙があった

果歩

手紙ですか、、、

紫苑

読むわね

冴宮

この紙を読んでいるってことは僕は死んで、皆が集まっているってことだろう

冴宮

こんな形になってすまなかった

冴宮

でも僕はとても充実した人生を送ることが出来た

冴宮

紫苑

冴宮

僕が居なくなっても強く生きなきゃ駄目だぞ

冴宮

何でもかんでも他人に頼っているようでは駄目だからな

冴宮

克光

冴宮

王冴と喧嘩しないこと!

冴宮

変なもの買わないこと!

冴宮

お前は天才だからその他はなんでも出来るだろう

冴宮

そして、王冴

冴宮

お前は一番大人だ

冴宮

しっかり者だ

冴宮

だからこそ二人、いや三人を頼む

冴宮

お前が一番頼りだ

冴宮

そして果歩

冴宮

殺してくれてありがとう

冴宮

僕はいつでも君の側にいる

冴宮

次はお前が守る番だ

冴宮

またいつか会えることを楽しみにしているよ

紫苑

絶対にこれは忘れるな

紫苑

君達は強い

紫苑

弱い者を守れ

紫苑

そして強くなれ

紫苑

僕の死を受け入れ、もう誰も死なせるな

紫苑

僕からの命令だ

紫苑

それじゃ、さようなら

紫苑

ありがとう

そして、手紙を読み切った

手紙の奥には写真がある

紫苑

これ、、、

克光

僕等が出会った場所

果歩

私達が暮していた時の写真、、、

王冴

集合写真

紫苑

うっ

克光

うわあああ

4人は泣いた

とても辛く、悲しかった

果歩

それじゃ行ってきます!

あれから1年

もう彼等は冴宮の死を受け入れ、平穏な日常を過ごしていた

果歩

いい天気だなぁ〜

果歩

ルンルン

果歩

師匠今でも見てますか?

果歩

私は今でも元気にやっています!

冴宮

そうだな

冴宮

偉い偉い

冴宮

頑張り屋さんだな果歩〜

果歩

師匠!

この後の出来事は皆さんの想像にお任せします

結果がどうなるかは読者さん次第です

ハッピーエンドかバッドエンドか

全ては読者さんが決めることです

この作品はいかがでしたか?

15,757

コメント

1

ユーザー

最後は皆さんならどのような想像をしましたか?もしよろしければコメントに書いてみてください(^^)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚