Secretdance

2年前

入学式 当日 _ ．

瑞 ちゃん は それほど とは 言わん けど …

料理 が ちょっと（ 仮 ） ヘタ なんやよなぁ …

アレ … ？

紫 ニキ 何で 走って ないん やろ … ？

しーーーん

ｶﾞﾗﾗｯ

えらい べっぴんさん や …

でも ズボン 履いてる し … 男 のこ ？

夏

ﾊﾞｻﾊﾞｻ !!

その時 、本棚 に 置いて あった 本 達 が ウチの 方 へと 倒れ て 来た 。

そして 、もう 1冊 の 本 が また 落ちて 、 ウチ の 頭 に あたる。

ﾄﾞﾝｯ 、

その 本 は とても ボロボロ だった …

ボロボロ の 表紙 に 書いて いる 題名 は

「 竹取物語 ｣

彼 の 顔 は 何処 か 見覚え が あった …

もしかして … だと 思った …

絵 を 描いてる 時 、彼 は メガネ を 外して

普段 とは 違う 彼 を ウチ は 何回 か 見た 事 あった 。

こんな 人の 少ない 図書室 で 彼 と 会えた 事 に

ウチ は 少し 嬉しく 思えた 。

それから 毎日 彼 の 居る 美術室 、図書室 に 通った 。

図書室 では メガネ と マスク を つけて 顔 を 隠して いる 彼 が 居て 、

美術室 では 綺麗 な 顔 を している 彼 が 絵 を 描いて 居る 。

ウチ しか 知らない 彼 の 1面 。

ウチ は それを 何より も 特別 に 思えた 。

いつからか 、ウチ は 彼 に 特別 な 感情 を 抱いた 。

彼 を 見る と ドキドキ してしまう 。

これ が 恋 という 物 なのか …

翠 裙 は ウチ の 事 を 「 黄 ちゃん 」 と 呼ぶ ように なった 。

何故 そう 呼ぶ のか 聞くと 、 「 昔 から の 癖 」 と 言った 。

次第 に 敬語 も 外して なんだか 嬉し かった 、

彼 との 距離 を 少し ずつ 、近く する 。

本当 に 綺麗 な 顔 だった 。

突然 の 言葉 友達 同士 の 冗談 なのか 、翠 裙 は 最近 言うよう に なったから そうなの かも しれない 。

翠 裙 の 視線 が 全て ウチ に 行く

そう 考える と ドキドキ して しまう 。

翠 裙 の 褒め 言葉 が 全て 恋愛 的 に 聞こえて しまう

翠 裙 は きっと そんな 事 は 1ミリ たり とも 思っ て ない 。いや 、きっと じゃない 。絶対 だ 。

ウチ は この 時間 を 世界一 幸せ に 思えた 。

また この 幸せ な 時間 が 味わえる 事 が とても 楽しみ に なった 。

翠 裙 の あの 姿 を 独り占め したい 気持ち は ある が 、あの 翠 裙 も 皆 に 見てほしい 気持ち も ある 。

何で だろ … 翠 裙 は 本当 に 格好 いいのに …

皆 、翠 裙 を 馬鹿 に してくる …

バチン ｯ ！

「 弱気 に なるな 。｣

｢ 本当 の 自分 を 隠した としても 相手 に アタック し ろ 。やらない で 後悔 より やって 後悔。 その 方 が より お前らしい。 ｣

俺 は 別 に 弱気 に なって は いない

ただ ヘタレオタク な だけ 。

今日 で ヘタレ は 終了 だ 。

2年後 夏 。