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わ た し の ア Ⅰ ル
100
私屋上で靴を
脱ぎかけた時に
三つ編みの先客に
声をかけてしまった
真琴
真琴
くちをついて出ただけ
ホントはどうでもよかった
先を越されるのが
なんとなく
癪だった
三つ編みの子は語る
どっかで聞いたようなこと
三つ編みの子
三つ編みの子
真琴
そんな事くらいで
私の先をこそうだなんて
欲しいものが手に入らないなんて
奪われたことすら無いくせに
三つ編みの子
って
三つ編みの子は消えてった
さぁ今日こそはと
靴を
脱ぎかけたらそこに
背の低い女の子
また声をかけてしまった
背の低い子は語る
クラスでの孤独を
背の低い女の子
背の低い女の子
背の低い女の子
って
真琴
真琴
私の先を越そうだなんて
それでも
うちでは愛されて
温かいご飯をあるでしょ?
背の低い女の子
と
泣いて
背の低い子は消えてった
そうやって
何人かに
声をかけて
追い返して
私自身の
痛みは誰にも言えないまま
初めて
見つけたんだ
似たよな
悩みの子
何人目かにあったんだ
黄色いカーディガンの子
カーディガンの子
カーディガンの子
カーディガンの子
カーディガンの子
と
言った
口をついて出ただけ
ホントはどうでもよかった
思ってもいないこと
でも声をかけてしまった
真琴
真琴
真琴
ああ
どうしよう
この子は止められない
私には止める資格がない
それでも
ここからは消えてよ
君を見ていると苦しいんだ
カーディガンの子
カーディガンの子
って
目を伏せたまま消えてった
今日こそは誰もいない
私ひとりだけ
誰にも邪魔されない
邪魔してはくれない
カーディガンは脱いで
三つ編みもほどいて
背の低いわたしは
真琴
真琴