この作品はいかがでしたか?
603
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俺達は同じ時期に柱になった。
俺は日柱
伊之助は獣柱
そして善逸は鳴柱。
俺と伊之助は変わらず短髪。
けれど善逸は違った。
善逸は瞬く間に成長していき、髪も長髪に。
俺はそんな彼を
美しい
そう思った。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
我妻善逸
我妻善逸
そうふわりと妖艶に笑ったあと、善逸はひらりと踵を返し任務へ向かった。
竈門炭治郎
その時俺は思ってもいなかった
これが善逸と最後の会話になるだなんて
竈門炭治郎
ダダダダダダと蝶屋敷の廊下をかける。
竈門炭治郎
胡蝶しのぶ
しのぶさんは目が真っ赤になっていて、涙のあとがくっきり付いていた。
竈門炭治郎
胡蝶しのぶ
するとしのぶさんは苦虫を噛み潰したような顔でふるふると頭を振った。
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
胡蝶しのぶ
通されたのはある一室。
何の変哲もない病室。
ぱっとベッドに目をやるとそこには金色の輝かしい長い髪の顔に白い布が被せられていた。
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
すると空気が一変し、しのぶさんは重々しく口を開いた。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
ザワッと殺意が湧いた
俺の大事な妹だけでなく
大事な同期にまで手を出した?
そう思っていると、すっとしのぶさんの手が腕に触れた
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
ギリッと歯と歯が音を立てた。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
竈門炭治郎
かさりと手紙を開く。
すると善逸特有の可愛らしい字で綴ってあった。
炭治郎へ 炭治郎がこれを読んでるってことは俺はもう死んでるのかな? ごめんね。俺が死ぬ事は前から決まってたんだ。 鬼舞辻に気に入られて、鬼舞辻に今度無限城に来いと言われた。 だから俺は敢えて乗ったよ。 これで、炭治郎と禰豆子ちゃんの仇が打てるのなら…
と、思ってたけど、どうせ死んじゃうんだよね。 ごめんね。俺の遺体の後始末は炭治郎に任せます。 伊之助や禰豆子ちゃんにも宜しくね。
追記
俺。炭治郎が好きだったよ。恋愛対象として。 この髪の毛を伸ばしてた理由は、恋の願がけだったんだ。 ありがとう。炭治郎。ばいばい
1番最後のばいばいには、涙の跡があった。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
竈門炭治郎
手紙を握り締め、ぼろぼろと溢れ出てくる涙。
竈門炭治郎
でも、善逸…
竈門炭治郎
竈門炭治郎
この話は 世界一哀しく、世界一儚い恋物語
❦ℯꫛᎴ❧
コメント
6件
テラーで初めて泣いた
最高です!泣