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上がっていいよ

ん、ありがと

僕は桃くんを家に上げた

血の匂いがバレないか 心配だったけれど

彼に助けて貰えるなら 正味どうでもよかった

お前の部屋綺麗だな、

お世辞ですか、笑

ちげーよw

彼とのたわいない会話が とてつもなく楽しかった

…僕ね、

寂しかったの

ずっと1人で抱えてた気持ちが 不思議とするりと出てきた

僕の言葉は止まることなく 流れる川のように、さらさらと 僕の口から出てきた

誰も僕のことを求めてくれなくて

僕が居なくてもいつもの日常が流れてしまうことに

…不安を覚えてしまって、笑

僕居なくてもいいなら居ない方がいいじゃんって思っちゃったの

彼は真剣に僕の目を見て 僕の話を聞き続けてくれた

誰かに必要とされたくて

…誰かに愛されたくて、笑

その誰かを探すけれど、真っ暗闇で

…誰も居なくて、w

不満を口にしたら、僕の中で何かが崩れ落ちて、笑

立てなくなって、何も口に入れられなくなったの

馬鹿だよね、ほんと。笑

彼はしばらく黙っていた

─パチンッ─

突然高い音が鳴ると共に、 頬に痛みが走った

…馬鹿、

ごめん、笑

彼は息が上がっていた

…お水飲みます?

お前立てんのかよ、笑

動けはしますよ、笑

ん、じゃあお願い

ちょっと待っててください

彼の前では強がったけど、

正直辛い。

崩壊した後でも、 誰かの役に立ちたいと思う

誰かの為に、という精神が 崩壊に繋がったのに

馬鹿だなぁ、ほんと。笑

…キッチンってこんなに遠かったっけ、笑

視界がぐるぐると回っている

頭を鈍器で殴られたような、 そんな感覚が続いた

お水…ッ、

コップを取ろうと 背伸びをした時、 今までより激しい目眩に襲われた。

ガンガンする…、

助けて…ッ

NEXT→♡100

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