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＜城の訓練場にて＞
カキン
カキン カキン
ノイラグザ
ノイラグザ
オレは剣をしまった
オレとノイラは同時に一礼をした
ノイラグザ
ノイラグザ
ラージュ
ラージュ
ノイラグザ
ラージュ
ラージュ
ノイラグザ
ベリキュレア
ベリキュレア
ベリキュレア
ラージュ
ラージュ
部屋に入るとクローがお茶を飲んでいた
ラージュ
クローバリヤ
クローバリヤ
ノイラグザ
ラージュ
クローバリヤ
クローバリヤ
クローバリヤ
ベリキュレア
ベリキュレアが料理を並べてくれる
ラージュ
クローバリヤ
ベリキュレア
ノイラグザ
オレの名前はラージュ・コンゼリア・アダシェ
キャベリシオンの王家の次男である
ノイラグザ
ラージュ
ノイラの言葉にオレは声を上げた
ノイラグザ
クローバリヤ
ラージュ
王家の人間は
民の前では仮面をつけなければならないのが決まりであり
それがオレはくそだと思っている
多くの人が見えないオレの素顔を決めつける
オレへの理想を勝手に考え
それに飽き飽きしていた
オレの周りにいるのは
「三柱の管理人」
オレの数少ない友である
技の管理人 ノイラグザ・バニコル
オレの側近であり
オレの修行相手
痛みを感じづらい体質で
たまにヒヤヒヤさせるが
オレに隔たり無く接してくれる
心の管理人 クローバリヤ・モルティア
オレのメンタルケアをしてくれる
普段はサトリの異名がつくほどの
精神分析能力で
城の尋問官をしている
周りは不気味だと恐れられているが
気遣いが出来て、正直な良いやつだ
体の管理人 ベリキュレア・ボレペティア
城の料理人であり
オレの専属の料理人でもある
普段からオレの健康を気遣ってくれて
とても誠実で良いやつだ
オレら全員の好みをわかっていて
いつもうまい料理をつくってくれる
ラージュ
ベリキュレア
ベリキュレア
ラージュ
オレは仮面を手に取った
＜ハース邸にて＞
ニヤリティー
男
男
ニヤリティー
男が部屋を出て行った
私は身体の力を抜いてリラックスした
ニヤリティー
ウルゼイア
ニヤリティー
私はニヤリティー・ハース
ハース家の次女として生まれ
今は姉のナタリアの影武者として生きている
姉はこの国の敵対国ベネンダーラと癒着があり
この国の情報を流している
私はこんなことしたくないのに
ニヤリティー
ニヤリティー
ウルゼイア
ニヤリティー
ウルゼイア
ハスタリアス
フィリエー
ニヤリティー
ニヤリティー
フィリエー
ニヤリティー
彼女たちは「美保の花たち」
私の面倒を見てくれる
私の理解者で
私の友人
百合の女 ウルゼイア・アース
私の秘書であり
銃の名手
生まれつき声帯が機能してないが
それを機械音声で補っている
芍薬の女 ハスタリアス・ムジカルテ
ハース邸の音楽家であり
屋敷中を美しい音楽で満たしている
盲目でありながら
あらゆる楽器を弾き
どれも素晴らしい腕だ
牡丹の花 フィリエー・アダム
優秀な魔法使いで
屋敷で研究をしている
魔法以外にもあらゆる分野に長けていて
私と議論しあうこともある
三人は各々の仕事がある中でも
私の心の支えになり
こうして話相手になってくれる
ニヤリティー
ニヤリティー
ハスタリアス
フィリエー
フィリエー
ニヤリティー
ニヤリティー
ニヤリティー
ニヤリティー
ウルゼイア
ニヤリティー
ニヤリティー
ウルゼイア
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