風が、吹いている 冷たくて、寒い、そんな風が
悠佑
病院の一室で空の方に目を向けながら 俺は1人、呟く
悠佑
諦めも混じったような声で話す
りうら
そんな君に僕は挨拶をする
悠佑
誰、だっけ?
悠佑
りうら
良かった、この名前で 合っていたようだ
りうら
自分の名前を覚えていてくれた そのことが嬉しくて
悠佑
悲しくて
悠佑
りうら
悠佑
最初に説明されたから
悠佑
りうら
つい、声が大きくなってしまった
りうら
悠佑
さっきの質問はもしかすると、 愚問やったのかもな
りうら
悠佑
りうら
頷いて、お願い、逃げたいって言って
悠佑
りうらがそんなことを言うとは 思わんかったなぁ
悠佑
少しだけ、首を傾げて笑ってみせる
りうら
僕の望みはアニキに生きてほしい たった、それだけだ
悠佑
りうら
悠佑
アニキは、もう、受け入れてるの?
りうら
自分の命を軽く見過ぎている、
りうら
一生のお願いとでも言いたげな表情で 俺を見つめてくる
悠佑
りうら
今から言う言葉はきっと コイツを傷つけてしまうだろう
悠佑
りうら
悠佑
りうら
りうら
これは、今も昔も、永遠に変わらない
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
嘘やない、嘘なんて、つかん。 やけど、少しだけ、あと少しだけ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
_______だからもう、ええんや 言おうとして遮られた
りうら
悠佑
りうら
りうら
ああ、僕は間違ってなんかないんだ [逃げる] この選択肢に間違いなんてないんだ
悠佑
りうら
りうら
悠佑
りうら
りうら
りうら
悠佑
りうら
りうら
僕は立ち上がって、君の頬を 僕の手で包む
悠佑
りうら
悠佑
知らない人、のハズやのに 何故なんやろうか こんなにも、、あったかい
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
りうら
謝らないで欲しい、だって 悠佑は何も悪いことはしてない ただ、命令に従っただけだ
りうら
悠佑
ボロボロと、雫が溢れてくる その雫はもう見ることはないと 思っていたのに
りうら
りうら
りうらは笑ってそう言った
悠佑
それが嬉しくて、苦しくて あったかくて、悲しくて
りうら
僕らなら大丈夫。 絶対、悠佑を死なせたりしない。
悠佑
思わず、抱きしめた。 ああ、あたたかい。 アニキの匂いがする
りうら
悠佑
こんな俺でも生きてて、いいの?
りうら
りうら
りうら
俺の世界で希望が光る
悠佑
悠佑
悠佑
りうら
りうら
りうら
悠佑
りうら
りうら
りうら
りうら
悠佑
りうら
りうら
悠佑
悠佑
りうら
10月9日の今日から始まった物語。
2人の恋物語はきっとこれからも 続いていく。
どんなことが起きても俺らなら 大丈夫やから。
記憶を失っても、どんなになっても
君といたいから一緒にいたいから
この先も、君に逢いに行く。
いつまでも、君が来るまで 待っている
どこであっても君を見つける。
君が見つけてくれるまで、 暇つぶしでもして待っていよう。
悠佑
コメント
2件
最後の交互に出てくる感じ好き… 10月9日…僕の誕生b((違う