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ポストの中に入っていた一通の手紙を、靴を履いたまま玄関で開く。
いむくん。
そこには……
ほとけへ
今まで心配かけてごめん
でももうあの後すぐに引き離して貰えたし、何もされてないよ
今は親父の実家にいるから、当分帰って来れないかも
ごめんね😣🙏💦
Nより
いむくん。
いむくん。
・ ・ ・。
いむくん。
あれ……これ、「ないちゃん」の字じゃない
その手紙に書かれていた字は丸っこくて小さく、明らかにないちゃんの字では無かった。
そしてないちゃんは僕のことを「ほとけ」とは呼ばない。
いむくん。
思いっきり騙されてしまった自分が悔しくてたまらなかった。
ないちゃんは今どうなっているのか考える度に涙が溢れてくる。
いむくん。
ごめんね、なにもできなくて……
一方ないくんは……
春華
ないこくん。
俺は…今日、春華から下された命令をこなす事ができなかった。
理由を説明しても、言い訳だと言われ、また変な説教をされる。
……はぁ、どうにかしてここから出る方法は無いものか。
ペチンッ
ないこくん。
遂には手まで出されるようになった。
春華
ないこくん。
チャリン
春華
ベルトと鎖を持った彼女の姿は、まるで悪魔の様だった。
春華
ないこくん。
ポチ
ビリビリビリビリ
思いっきり膝から電流を流される。
ないこくん。
それは想像を絶する程の痛みだった。
ないこくん。
ないこくん。
春華
春華
ポチ
ないこくん。
春華
ないこくん。
春華
春華
ないこくん。
春華、俺を離す気は無さそうだ……
夏の空が恋しくて、たった一つの窓に目をやる。
ないこくん。
この窓……もしかしたら範囲的にここから出れるかも知れない……
ここの場所を理解する為、窓へと向かう。
……だが、
ないこくん。
一気に電流を流されたせいか、脚が上手く持ち上がらない。
それでも外を見たいという気持ちが抑えられず、片方の脚を引きずりながら進んで行く。
ないこくん。
やっとの思いで着いた窓を開け、辺りを見渡す。
ないこくん。
ない君は一体何を見つけたの…?
次回まで900スタ!⋆。˚☽˚。⋆
コメント
4件
うをぁぁぁぁ、、まじで名前忘れたけどそいつ潰したい。(物語が進まなくなるけど
ぬぉぉぉぉぉぉお! 電気……想像しただけで手震えてきたw