何の変鉄もない毎日。何の特徴もない自分。 幾らこの世界を抜け出したい、と思っただろうか こんな自分をどれだけ変えたいと思っただろうか。 そんな私の思考を一人の少年が覆したーー
キーンコーンカーンコーン
先生
席につけー
先生
今日は転校生を紹介する。
先生
入ってこい。
ガラッ
×××
×××です、よろしく。
響音
は、、、?
先生
仲良くしろよー
「「「はーい!」」」
響音
(名前が聴こえなかった。)
響音
(いや、さっき彼が私を見たときに)
響音
(周りの音が遮断されたと言う方が正しいか。)
響音
でも、本当にそんなことが、、、?
響音
(悩んでいてもしょうがない。後で問い詰めてやる。)
~放課後~
響音
あれ、もういない!
響音
ねぇ
クラスメート
あ、ここ どうしたの?
響音
えー、と
響音
今日来た子いるじゃん。
響音
あの子どこ行ったか知ってる?
クラスメート
なんかね~
クラスメート
屋上にいった~
響音
ありがとう!
ダッ!
響音
ホントにいた、、、
響音
ねぇ!
×××
、、、なに?
響音
なに?じゃない!君が名前を言ったときに周りの音が遮断されたんだけど、あれなんなの?
×××
、、、まずは君が名前を教えなよ。
響音
えっと、私は響音、、、
×××
知ってる。
×××
それで、何で名前が聴こえなかったかだよね
×××
それは僕にも分からない。
×××
ただ、、、
響音
ただ?
×××
何でもない。
響音
そう言えば、これから何て呼べば良い?
響音
名前無いと不便だし。
×××
好きに呼んで良いよ。
響音
響音
じゃあ、フラで!
×××
、、、何で?
響音
フラのフは不思議のフで
響音
ラはまぁ、なんとなく?
×××
まぁ、良いよ。
響音
じゃあこれからよろしくね、フラ!
×××
あぁ、よろしく。
×××
ボソッ))彩矢、、、