コレは夢だと分かった。
な……で……たす……て……なかっ………の
お……まえ…の…せ……で……
お……え…さえ……いな……れば……
誰も……を……さな…い
夢だ。夢だ。夢だ。
悪い夢。
早く覚めてくれ。
???
ニャ〜
零
………どいて、ルゥ
ルゥ
にゃ〜〜
零
はあ、そんな馬鹿みたいな猫の真似してないで、ご飯がほしいならどいて。
ルゥ
おや、完璧に真似出来ていなかったかい?
零
はいはい、上手かったわよ。
ルゥ
まあいいさ、それより、ご飯を早く。
零
分かった、分かった。
零
ホント、いつも人の声で話してくれたらいいのに。
ルゥ
まあまあ、どのみち僕の声が聞こえるのは君だけなんだから、いいじゃないか。
零
………もういいわ。
ルゥ
納得したのかい?
零
呆れてるだけ。
零
早くご飯にするわよ。
ルゥ
やっぱり君が作るご飯が1番だ。
零
お世辞はどうでもいいわ。
零
それより、行くわよ。
ルゥ
昨日もやっと終わったばかりだろう?そんなに動いては疲労で倒れてしまうよ。
零
私は人間の出来損ない。
零
疲労もクソも無いのは、貴方が1番分かっているはずよ、ルゥ。
ルゥ
……ああ、そうだね。それなら問題なさそうだ。行こうか。
零
えぇ。
そうして零はルゥと歩き 玄関を開ける
散歩という名の 推理をしに行きに_。