この作品はいかがでしたか?
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stxxx nmmn 病み表現・自殺表現 注意
とあるお友達から 貸してもらったネタです
許可はとってあるけど かなり前なので忘れてるかな、?笑
今日は赤くんと黄くんが遅い。
桃
桃くんも痺れを切らして そう言い始めた。
青
青ちゃんもこんなこと言い始めた。
紫
橙
俺らには「 ダメな日 」がある。
今日の会議は後日に変更。
とりあえず、黄赤の様子を見ないと 下手したら自殺しちゃうからね。
青
橙
橙
桃
桃
そう、行って終わりじゃない。
行ってからの方が戦いだ。
扉の鍵を 開けてくれる保証は どこにも無い。
昔、同じ状況になって 黄くんは開けてくれなかった。
その時は赤くんが黄くんの スペアキーを持ってたから 無理やり開けて止めたけど
今日は赤くんさえ、ダメな日だ。
赤くんも黄くんも 開けてくれなかったら 正直言って、詰みに近い。
つまり、賭けだ。
ここは分かれ道。
右に行けば黄くんの家に 真っ直ぐ行けば赤くんの家に着く。
紫
桃
桃
橙
橙
青
少し気だるそうな青を横目に 俺と橙くんは真っ直ぐ進む。
紫
橙
紫
赤くんが住んでいる オートロックが着いたマンションの 目の前に立って そんな会話を交わす。
オートロックは問題無い、けど 肝心の扉の鍵が開くかどうか。
と思っていたけど インターホンを押したら 簡単に開けてくれた。
赤
紫
異様にテンションが高い。
やっぱり今日はハイの日だ。
ハイになった赤くんは とても危険だ。
色んな発言を沢山するし 笑って死のうとするしで 必ず誰か傍にいなけりゃ 死んじゃうようなテンションだ。
同時刻 桃青ペア
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
五分後 紫橙ペア
カーテンを締切ってるから 少し薄暗くなった部屋。
そこにパソコンの青白い一筋の光。
見ていたものは暴言の数々。
俺らは色んな意見と 向き合わなきゃいけない 活動内容だけど
こういう意見を無理に見ると 逆に危険だから 控えるように言ってたのに。
特に人の気持ちを 過敏に受けとってしまう 黄くんと赤くんには。
紫
紫
俺は恐る恐る訊く。
赤
紫
また訊く。
赤
赤
ケラケラと笑いながら そんな話をする赤くんが怖い。
橙
赤
まだ笑ってる。
今回はいつも以上に ハイの時間が長いな。
橙
橙
赤
赤
さすがに、この発言は 聞き流せない。
紫
赤
赤
誰がどう聞いても適当な返事。
目線の先は少なくとも 俺でも橙くんでもない方向。
どこ見てんだか
橙
橙
赤
紫
紫
赤
赤くんの力が少し抜けた。
さっきまで肩は 上がりっぱなしだったのに 下に降りて腕は ダランとなってる状態。
赤
赤
赤
目に涙を浮かべながら 怯えるように謝り出す。
赤くんのハイテンションが終わって テンションが下がるまでの 情緒不安定の時間だ。
今の赤くんに状況説明をさせても 支離滅裂で ぐっちゃぐちゃの文章しか 作れない。
紫
だから、今はそっと 背中を摩ってあげるんだ。
赤
赤
涙目になりながら ゆっくり深呼吸を繰り返す。
赤
俺の肩を掴んで、下を向いて言う。
紫
赤
紫
悪いと思ってるなら そういう形で助けて欲しい。
赤
紫
橙
橙
紫
紫
今は、水を摂取しないと 脱水起こすかもしれない。
よく見ると、赤くんの目の下には 沢山泣いたであろう 涙の跡があったから。
赤
俺が赤くんを立たせようと 手を差し伸べると 赤くんはそう言って 目に涙をうかべた。
紫
きっと全身が 脱力状態になってるんだろうな。
疲れがどっと来たのか 安堵が来たのか。
そんなのはどうでもいいか。
紫
赤
紫
赤
紫
申し訳ないけど 少し可愛くて笑みがこぼれる。
桃
青
桃
青
僕らが赤くんの家まで 戻ろうとした時だった。
橙
おそらく全速力くらいの勢いで 走ってきたであろう橙くんがいた
桃
青
桃くんが少し笑っていた時 僕は驚きの方が勝ったから 少しだけ戸惑いながら冷静に訊いた
橙
橙くんは何かを握りしめている手を 僕らの目の前に突き出して それを桃くんが受け取った。
桃
桃
橙くんが無理やり奪うことはしないと 分かっていながらも ちょっと心配だったから訊いていた
正直 僕も気になるし。
橙
朦朧、ってことは
青
橙
橙
橙くんの様子から 赤くんの状態は何となくわかる。
青
桃
桃くんは赤くんの心配をしながらも 黄くんの心配をする。
橙
橙くんは エレベーターがある方を向いて 少しだけ振り返りながら 僕らに言った。
桃
桃
桃くんも鍵穴に鍵を刺しながら 橙くんにそう伝えた。
橙
橙くんはそう言うと 急ぎ足でエレベーターに向かった。
僕らは黄くんを止めないと きっと後悔することになる
さっき玄関が開く音がしたから 橙くんが帰ってきたんだろう。
この部屋は玄関から一番遠い部屋。
今は寝不足とかが重なってみたいで すやすやと眠ってるけど いつ起きて 走り出しちゃうか分かんないから。
ハンドル式のドアノブが下がった。
次の瞬間、部屋のドアが空いて 橙くんが入ってくる。
橙
紫
声からしてだいぶ疲れている。
橙
そして床に置いてある 少し大きめのヨギボーに座って 少しだけ寛ぐ。
黄くんの為に かなり急いでくれたのが分かる。
紫
橙
橙
いつものように にこやかに笑う。
その笑顔は太陽のように眩しいし 陽だまりのように優しい。
橙くん特有の落ち着く部分だ。
橙
紫
紫
軽く状況を説明する。
紫
そして俺も軽く状況を訊く。
橙
少し俯いても 表情が暗くなるのは分かる。
紫
橙
あまりにも不安そうな顔なので 返信がいつになるかは 分からないけれど とりあえず連絡をすることにした。
ついでにこっちの状況も伝える。
黄くんの家に入ると 少しだけ空気が澄んでいて寒かった。
僕も桃くんも 察する力はかなり優れている方だから 黄くんが どんなことをしようとしているかは 見なくても予想が着く。
だから、小走りで ベランダへと向かう。
この部屋は十階。
落ちたら無事ではいられない。
黄
僕らがベランダに到着した時 黄くんは過呼吸気味になりながら 気配で察したのか僕らの方を見る。
黄
涙目になりながら。
その目は明らかに「 止めて欲しい 」 っていう目なのに口から出る言葉は きっと
黄
青
そうだよね。
黄くんなら、 僕らにそう言うと思ってたよ
でも僕らだって その言葉だけで止めるのをやめるとか 絶対出来ないから
だから、ここはあえて
桃
桃
僕らは全てを投げ出した選択を 黄くんに突き付ける
この状態の黄くんは この提案をしたら九の確率で
黄
黄
僕らの死だけは止めてくる
この状態の時の黄くんは 通常よりも罪悪感という感情が 通常よりも高くなっている
それを分かった上での提案だ
桃
桃
桃
黄
黄
目いっぱいに涙を溜めて それが少しづつ零れていくのが見えた
青
黄
黄くんは僕に抱きついて 涙を流す
桃くんは隣から 黄くんの頭をそっと撫でている
桃
桃
黄
黄
黄くんが僕の服をギュッと掴む
僕はそっと黄くんの背中に手を回して 少しだけ撫でてあげる
呼吸が不安定になってたから
黄
そう言った時、 黄くんの全身の力が抜けていって 体重が僕にかかった
青
僕は力がある方じゃないから 桃くんに助けを求める
桃
桃くんは笑いながら 黄くんを支えるのを手伝ってくれる
桃
青
黄くんをリビングに連れて行って 水を飲ませたら コテン、と眠ってしまった
そういえば隈も酷かったから よほど寝れてないんだと思った
桃
桃
青
桃
青
桃
青
紫
寝てる赤くんを横目に 俺らは黄くんの心配もする
赤くんは自殺行為まではしないけど 黄くんは本当は嫌で止めて欲しいのに 自殺行為をしてしまうから
橙
橙
紫
橙
橙
橙くんはそう言って 少し笑みを浮かべた
橙
ずっと一緒に活動して 葛藤して色んなことを 乗り越えてきたからこその信頼
紫
紫
橙
紫
橙
紫
橙
紫
橙くんは本当に優しいなぁ
本当は 【 桃青 】【 紫橙 】 入れたかったけど【 黄赤 】だけで タップ数えげつないことになったので ペアで分けます!!
次は【 桃青 】で 最後に【 紫橙 】になると思います
それでは、おやすみなさい!!
コメント
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続きを楽しみに待ってます(((o(*゚▽゚*)o))) 投稿者さんも体調不良にはお気を付けて