絢香
絢香
…たくっ…何アイツ!
絢香
何が「俺には新しい好きな人できたからお前は、いらなーい」
絢香
だよっ!
絢香
あのクソ男め…!!
絢香
一生許さないんだから…!
絢香
はぁ…家でビールでも飲んでゆっくりしよう…
絢香
…あれ?
絢香
ここどこだろう?
絢香は気づくと見知らぬ街にいた
絢香
嘘…!
絢香
私、そんなに歩いてたっけ…?!
絢香
スマホ…スマホ…は…圏外!?
絢香
どどどどうしよう…
絢香
というよりも、ここの街薄暗くない…?
辺りは霧で囲まれ
月がギラギラ光っているだけだ
絢香
怖いな…
絢香
少し歩いて家を探そう…
絢香
ふぅ…結構歩いたよな…
絢香
あ…!
絢香が見る先には
黒い屋敷のような家が建っていた
絢香
う〜なんか不気味…
絢香
でも…入るしかないよね…
トントントン
絢香
すいませーん!
執事
執事
いらっしゃいませ
執事
お嬢様
執事は下を向いて微笑んだ
絢香
お、お嬢様…?!
執事
ええ
執事
私は執事でございます
絢香
し、執事…?
執事
貴方様に幸せをお届け致します
絢香
幸せ…か
絢香
あ…!それよりここってどこか分かりますか?!
執事
それより
執事
お嬢さん僕と踊りませんか?
絢香
絢香
え? (ここがどこか聞いてるんだけど…)
執事
踊りましょう
執事はニコリと微笑む
絢香
(こんなイケメンな執事に言われたら…踊るしかないわよね…!)
絢香
(ここがどこか教えてもらうのは…後ででいっか…)
絢香
あ、じゃあ…お願いします
執事
はい
執事が手を差し出す
執事
さぁ踊りましょう
絢香
はい!
絢香は執事の手にそっと自分の手をおく
♪ トュートュールー
愉快なダンスを踊りだす
絢香
(あぁ…なんて気持ちいいの…)
絢香は目を瞑る
♪ ドュードュドュジャンッギー
音が不快な音に変わる
絢香
…! (何この音)
絢香は目を開けようとする
絢香
目…目が…開けれない…!!
♪ ギィーギィーギィィィ
執事
さぁ最高のダンスを踊りましょう







