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あの花火のように____…【風柱と幻柱の結奈】

第12話 - 縁壱さんと

167

2025年08月31日

#鬼滅の刃

#不死川実弥

#甘酸っぱい

#恋愛

#片思い

#両思い

まるまふ

結奈

私に…聞きたいこと…？

？？？

そうだ

結奈

…

私に聞きたいこと…なんだろう…

煉獄さんと一緒なら、危険な人物ではないこの空間にいるからこの人はきっともう……

結奈

そ…そもそも！！貴方誰なんですか！私の知ってる人じゃないし…

結奈

格好からして…大正より昔の人ですよね！？そんな人が…何故私のところに…？

？？？

…今の柱達には…私の名は語り継がれていないようだな

？？？

私の名は、国継縁壱

？？？

…始まりの呼吸の剣士だ

結奈

始まりの呼吸の剣士…？

縁壱

そうだ、お前の呼吸と…私の日の呼吸は少し似ていると感じていた

縁壱

だからここまで来たのだ…
私の技術を教えるべく

縁壱

聞きたいことがいくつかある…いいか？

結奈

は…はい…

始まりの呼吸の剣士…？ということは…300年以上前の人かな…

そんな凄い人が私のところに…？なんで…？

縁壱

（ｶﾗｶﾗｯ(髪飾り)

あの髪飾りは…！炭治郎君と同じだ！！

結奈

あの…その髪飾りって…

縁壱

…？あぁこれか…これは私が前から付けているものだ

縁壱

これに何か気になることでも…？

結奈

え…あ…何でもないです

縁壱

そうか…

…何故炭治郎君があの髪飾りを…？

縁壱

そういえばこれは竈門殿に預けていたな…

縁壱

もしかしたら…お前は竈門殿の子孫に会っているのか…？

結奈

はい…

縁壱

そうか…その子はどうしているのか…？

結奈

…何故…何故そんなにも気になるのですか…？

縁壱

…それは

縁壱

竈門殿は俺が救った家族の中で…一番に幸せになってほしかったからだ

結奈

そうですか…

結奈

大丈夫ですよ、彼らはきっと…"幸せに過ごしていた"と思います

縁壱

…！そうか…もう子孫は彼しかいないのか…ｯ

結奈

いいえ、2人です

結奈

もう片方の子は鬼となりましたが…特別な子で、人を食っていません

結奈

彼らはきっと…大きな変化を招くでしょう

結奈

鬼舞辻無惨の首も…きっと…！！あの子達が_____！！

縁壱

それほどの期待が寄せられているのだな…彼らは…だが…私の思いは果たされていなかったのか…

縁壱

…鬼舞辻無惨は死んでいなかった_____…

結奈

はい…今もなお鬼を増やしているでしょう

縁壱

そうか…

縁壱

あの時の肉片を…逃してしまったからか…（ｷﾞﾘｯ…

縁壱

…！少し話を反らしてしまったな

縁壱

聞きたかったことだが…

縁壱

私は…家族全員殺されたはずだったんだ…なぜ、子孫が残っている…？

結奈

…すみません…私にはさっぱり

結奈

私の家はかなりの虐待を繰り返していたようで…子供には興味がなく…何も教えてくれませんでした

結奈

日の呼吸のことも一言も…

縁壱

そうか…それならばお前は…なぜ戦う？

縁壱

なぜ命をかける？

縁壱

歴代の柱もいないのだろう…私の子孫達は…

結奈

…そうですね…ですが

結奈

何故かは…それは…うまく言えないけど…

目の前で人が殺され…鬼にされ…またはその鬼にされた"人"が…

かつては人だったものに…傷つけられる人を減らしたい

他にも多分…理由はあるけど…私は…

結奈

鬼舞辻無惨が作り出したこの現実に…嫌気が差したんですよ…きっと…

結奈

守りたかった笑顔…守りたかった人がいた鬼殺隊士達がどんどん殺されていく…

結奈

…私の手からこぼれ落ちていく

結奈

…腸が煮えくり返るほどに憎悪と怒りが押し押せて…今にも吹き出してきそうなほど…

ｷﾞｭｯ（拳を握る

縁壱

…よく分かった
それでこそ私の子孫にふさわしい

縁壱

お前に私の願いを託そう

縁壱

私が逃してしまった鬼舞辻無惨を……倒してくれ

結奈

はい！縁壱さんの気持ち必ずしも叶えてみせましょう

縁壱

…頼んだぞ

ｽｩｰ…（透ける

結奈

もう時間がないです…教えてくれる技術とは何ですか…？

結奈

始まりの呼吸の剣士の貴方が扱うものですから、簡単に習得できるものではないでしょう？

縁壱

…よくわかったな、当たりだ

縁壱

私はお前の魂の中にいる……
生まれ変わりみたいなものだ

縁壱

毎日私はお前に日の呼吸の扱い方を、感覚を共有していく

結奈

魂…？生まれ変わり？…よく分からないんですが…

縁壱

…要は一つの体に2つの強力な生命が宿っているということだ

縁壱

だからこそ、身体の限界がある…人間だからな…器が抱えきれないのだろう

縁壱

生まれ変わりなのに、私の記憶が受け継がれていないのはそうゆうことだ

結奈

なるほど…だから私は私でいられる

縁壱

それ故に感覚や記憶を共有するにあたって、お前に強烈の痛みが襲ってくる…耐えられるか…？

結奈

…どうでしょう…分かりませんけど…やってみます

縁壱

…覚悟が決まった、か…

縁壱

全てが終わったらお前は…私よりも強くなる

結奈

…？

縁壱

よく分からないか…まぁ

縁壱

いずれ時が来たときわかるだろう

縁壱

…！もう夜明けだ

結奈

…さようなら縁壱さん

ﾌｯ…

・

ﾊｯ!…

結奈

朝…か

∠結奈ちゃぁぁぁん！！朝ご飯食べましょう！！

結奈

あぁ！うん、分かった！

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

甘露寺

結奈ちゃん！おはよう！

結奈

うん、おはよう

甘露寺

結奈ちゃんのご飯はもうあるからね！じゃあ座って一緒に________

甘露寺

ｯて！結奈ちゃん顔色悪いよ！？どうしたの！？

結奈

え？…顔色が悪い…？本当ですか？

甘露寺

もぉ～！本当よ！！
辛いなら言ってよねぇ〜！！私、結奈ちゃんよりもお姉さんなんだからぁ〜！！！泣

結奈

…？？？蜜璃ちゃん？……私、蜜璃ちゃんよりもお姉さんだよ？？？

甘露寺

…ん？今なんて…？

結奈

私、蜜璃ちゃんよりもお姉さんだよ？

甘露寺

…え
えぇぇぇぇぇぇ！？！？！？

甘露寺

初耳なんだけど！？！？

結奈

…今まで知らなかったの？

甘露寺

うん…えっと、ちなみに何歳…？

結奈

２１歳だよ

甘露寺

てことは…

結奈

ぎゆーさんと実弥さんと伊黒さんと同い年

甘露寺

そうだったの！？！？！？

甘露寺

どうしようかしら…こ、これから敬語にしたほうがいいのかしら…？

結奈

え！？やだよ！！私、蜜璃ちゃんといつも通りがいい！！！

甘露寺

ゆ、結奈ちゃん…✨️ありがとぉ〜！！泣

甘露寺

私の体型より結奈ちゃん小さかったから…年下だと思ってたのよぉ泣ごめんねぇ〜泣

ﾋﾟｸｯ

結奈

やっぱりなんか嫌！！(ﾌﾟｲｯ

甘露寺

ええ！？結奈ちゃん〜泣泣泣

・

甘露寺

ご馳走様でした！！

甘露寺

あ！！昨日約束したよね！！

結奈

ん？なんだっけ？

甘露寺

ほら、一緒に稽古しない？って言ったでしょう？

結奈

あー…！そうだったね！じゃあ行こうか

甘露寺

食べたばかりだけど大丈夫？

結奈

うん！

蜜璃ちゃんのほうが食べてたよね…？大丈夫なのかな？

（森の中です）

結奈

フー…やっぱり柱との稽古は効くね

甘露寺

そうねぇ！結奈ちゃん強くなってるもの

結奈

そうかな？ありがとう

甘露寺

う〜ん…でも、何か足りないのよねぇ…

結奈

蜜璃ちゃんとそう思うの？

甘露寺

うん…速さも力量も足りなくないのに…私に一撃をなかなか入れられないじゃない？

結奈

伊黒さんには技術を上手く扱えていないって言われたなぁ…

甘露寺

そうねぇ、でも私は…ちょっと無駄の動きが多いのもあると思うけど…何か引っかかるっていうかぁ…

2人　ｳｩ~ﾝ…

縁壱

「2人分の強力な生命が一つの体に宿っている」

縁壱

「だから人間の器は抱えきれないのだろう」

2人分の…強力な生命…

縁壱

「私の生まれ変わりみたいなものだ」

生まれ変わり…そうか！！

私の力量や技術は縁壱さんと一緒なんだ！

だからこそ…記憶を引き継いでない私は、上手く扱えなかったんだ！！

結奈

…。

甘露寺

…結奈ちゃん大丈夫？急に黙り込んじゃって…もしかしてまだ具合悪い？

結奈

…ぇううん！大丈夫！

結奈

…もう日が暮れるから、蜜璃ちゃんは先に帰ってて！

甘露寺

え！？いいの？大丈夫？

結奈

うん！へーき！もう夕ご飯の時間だから、温泉入ってきちゃいなよ！！

甘露寺

う…うん…じゃあ、また後でね！！！

ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ……（ﾋﾟﾀｯ

甘露寺

ゆ、結奈ちゃん！無理しないでね！！

結奈

…！うん！分かった！！

甘露寺

！！じゃあねぇ！！（ﾌﾘﾌﾘ

・

結奈

…行った…かな

結奈

…ぅ！おぇ

（ﾋﾞﾁｬﾁｬ

結奈

ハァ…ハァ

よかった…蜜璃ちゃんが行ってくれて…

朝からずっと具合が悪かったから…蜜璃ちゃんが行かなかったらやばかったかも

結奈

ﾌｩﾌｩ…縁壱さん

なんだ（脳内テレパシー）

結奈

稽古…お願いします

その状態でできるのか？

結奈

問題ないです…！！

そうか…では…始めるぞ…

・

それから私は日の呼吸について教えてもらった

縁壱さんは私の体にいる為、私の体を使い教えるしかなかった

縁壱さんが言うには…日の呼吸は壱~壱拾弐の型を繋げ、連続で繰り返すことで壱拾参の型になるらしい

だが…私の体は縁壱さんの生前と違うため、日の呼吸は使えなかった

縁壱

「だが…心配するな身体を強くし、自分の呼吸を極めるんだ」

縁壱

「さすればいずれ、日の呼吸が使えるだろう」

縁壱

「お前の呼吸の元は、私の呼吸だからな」

と言っていた

でも…縁壱さんの稽古は厳しく、辛かった

縁壱さんは簡単にできるそうだが、私には無理だ…何故簡単なのかさっぱり分からん

そのうち記憶も引き継いで、稽古も苦ではなくなってきた

だが、これだけは分からない

縁壱

「戦闘時には、全ての感覚を削ぎ落とし…敵を倒すことだけを考えなさい」

結奈

でも、状況は確認しながらやらないと…

縁壱

「駄目だ…これができないと無惨は倒せない」

理解ができない…

「全ての感覚を削ぎ落とす」そんなことをしたら戦えなくなる

そのことについて考えていたら、あっという間に1週間が過ぎようとしていた______

1週間後________

結奈

…犀

ｶｧｧｧなんだ？

結奈

私が里にいる間に…隊士の死亡者は何人を超えた？

…何十人もいる

結奈

…そう

モタモタしていられない…！！縁壱さんが稽古をつけてくれているのはいいけど…隊士がどんどん死んでいく！！

早く戦場に行かなければ…！！

ｶｧｧｧ！！結奈！！新しい情報だ！！

竈門殿炭治郎が里に来ている！！

結奈

…！本当！？

さっきそこで炭治郎の鴉と話してきた！！

結奈

…早く言えやぁぁぁ！！！

ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞ！！（引っ張られる

結奈

今すぐ連れてって！！

分かった！！分かったから手を離せ！！

…パッ

結奈

行こうか

…ﾌﾝｯ（怒ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻ

・

ｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

竈門

ん？何か走ってきている音がする

結奈

たぁん治郎ぉくぅん！！！！

竈門

うわぁ！？結奈さん！？どうしたんですか、こんなところで！！

結奈

私は刀をみてもらってるの！！炭治郎君は？

竈門

俺は刀を作りに来てもらいに

結奈

そうなんだ…大変だね

竈門

はい…

結奈

…良かったね！上弦、倒したんだって？

竈門

はい！皆のおかげで！！

結奈

生きててよかったぁぁぁ泣！！炭治郎君泣

竈門

うわぁぁ！？泣かないでください！

結奈

私心配したんだよぉ！？1ヶ月半経っても起きないからぁぁ！！！

竈門

す、すみませんでした…？

結奈

ううん！生きてるから大丈夫！！謝らないで！！

竈門

は、はぁ…（？）

ｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

甘露寺

たぁん治郎ぉくぅん！！！

竈門

はっ！危ないですよ！甘露寺さん！！乳房がこぼれ出そうです！！

ﾊﾞｯ！！

甘露寺

きぃてよぉ炭治郎君！！私ね！さっき無視されたのぉ

甘露寺

挨拶したのに無視されたのぉ！！

甘露寺

私柱なのにぃ！！

…デジャブを感じるな…

甘露寺

は！結奈ちゃん！炭治郎君と一緒にお風呂はいるの？

甘露寺

お風呂混浴なのよぉ！！

結奈

ん？別にそうではないけど…どうする？一緒に入る？竈門君？

竈門

え！？いいんですか！？

竈門

是非一緒に✨️

←沢山話したいから

結奈

フフッ笑じゃあ一緒に行こうか！

甘露寺

行ってらっしゃい！！

・

結奈

おー✨️綺麗だね

疲労回復に役立つんだっけ？

結奈

炭治郎君…先に入る？

竈門

あ！はい！先に入らせて頂きます！！

ｶﾞｯ（歯が当たる

竈門

痛っ！（ﾊﾟｼｯ

竈門

…歯の…落とし物…！？！？！？

結奈

誰のかな…？

竈門

どこに居るのかな？

ｷｮﾛｷｮﾛ

竈門

…！不死川玄弥！！

結奈

不死川…？

実弥さんの弟さんかな？

玄弥

…！ﾀﾋね！！

竈門

ﾌﾝｯ！

ﾊﾞｻﾊﾞｻ（服脱ぎ

結奈

うおっ

ｼｭｯ（服キャッチ

結奈

炭治郎君！脱ぎっぱなしにしないの！！

竈門

はい！すみません！ありがとうございます！

ｻﾞﾌﾞｻﾞﾌﾞ

竈門

久しぶりだね！元気にしてた？不死川と苗字一緒なんだね！！

玄弥

話しかけんじゃねぇ！！！

ｻﾞﾊﾞｯ（上がる

ﾊﾟﾁｯ

結奈

…？…や、やぁ！

玄弥

…

結奈

おーいどうした？

玄弥

…ﾎﾞﾝｯ//////

玄弥

何でこんなとこに女がいんだよｯｯｯ！！！

結奈

いや、ここ混浴だよ？

玄弥

は？混浴？

結奈

ん、そう

玄弥

？？？？

結奈

よれより君

ｽｯ…（指差し

結奈

服来なくていいの？風邪引くよ？

玄弥

〜ｯ！！！見んじゃねぇ！！！

ｶﾞｯ（石投げ

ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ（服着る

結奈

痛っ…

玄弥

…テメェも何で一緒に入ろうとしてんだよ！！気色悪いな！！テメェは！！

竈門

な！そんなことないぞ！結奈さんが誘ってくれたんだ！！

玄弥

は？

結奈

うん

玄弥

テメェもイカれてんのか！？

結奈

はぁ！？何て言った！？もう一度言ってみ！ぶっ飛ばすぞ！！！（怒

結奈

怒ったかんな！？まじでへしょるぞ！！（怒

結奈

ｶﾞﾙﾙﾙﾙ（怒

玄弥

…！？！？ﾁｯ、俺は帰る！！！

竈門

え！？ちょ！まっ！！

結奈

帰れ帰れー！！！

結奈

ｶﾞﾙﾙﾙﾙ（怒

竈門

あぁ！！結奈さん威嚇しないで！！

結奈

炭治郎君に止められてもやめない！！

竈門

ゆ、結奈さぁ〜ん！！！

next　150♡

（頑張ったから短くてもかんべんしてくんなまし）

あの花火のように____…【風柱と幻柱の結奈】

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まるまふ

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