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入浴後、俺が部屋に入ろうとすると、
えとさんに呼び止められた
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…『昔からの』という言葉に、
俺は確信した
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俺が、現実から逃げたことも、
…俺がどぬくさんのことを
「嫌い」な理由も、
えとさんは、知っている
俺は、大きなため息をついてから話しはじめた
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呆れた様子のえとさんは、いきなり俺のメガネに手を伸ばしてきた
そのまま眼鏡を取っていったから、俺は視界がぼやけてほとんど何も見えなくなった
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えとさんから眼鏡を返してもらっても、足は震えたままだった
…やめろ、
違う、
あっている、
これで、あっているんだ、…
俺は、どぬくさんが嫌いなんだッ…
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俺は逃げるように部屋に入った
ベットに横になって目を閉じてもずっと、
えとさんの声が、頭から離れなかった
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キキーッ
ドンッ
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とっさに体が動かなかった俺の目の前には、
大量の赤い液体
足や手がおかしな方向に曲がって、動かなくなったどぬくさん
走り去っていく車が見えた
jp
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プルルルル
ya
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no
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どぬくさんは、その場で帰らぬ人となった
俺ができたことといえば、
膝をついて、ただ茫然とその様子を見つめることだけ、
そんなことがあっても、変わることなく時は過ぎていく
みんなが元気がない中、俺は「普通に」明るく過ごしていた
「どぬくさん」なんて、いなかったみたいに、
あんなことなんて、なかったかのように、…
数日後…
コンコン
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俺は、たっつんに背を向け、足早に去ろうとした
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けれども、たっつんに呼び止められてしまった
俺は、反対を向いたまま足を止めた
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mf
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唇が震えているのが、自分でもわかった
ただ、必死に気が付かないフリをした
ただ後ろから来る関西弁が、追い打ちをかけてくる
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mf
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mf
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目の奥の方が、急に熱くなった
あの日から、一度もこぼれなかった涙がこぼれおちる
それをごまかすために、俺は上を向いた
止めようと思っても、気が付かないふりをしようとしても、
涙は止まってくれない
…ゲンジツを見ずにはいられなかった
…大好きなんだって、
本当は、…
mf
夢…?
よかった、…
mf
涙は、まだ止まらなかった
夢だったのに、…
…少し落ち着いてから、体を起こした
鏡で見た自分は、酷い顔をしていた
mf
…ごめんねッ、…
嫌いじゃないんだよ、ほんとは…
でもッ、…
…俺は、過去の自分をなかったことにできない…
何もできなかった自分を、
現実から逃げ出した自分を、
…そして、今、
復讐に燃えている自分を、
責任を押し付けようとしている自分を、
許すことができないんだ、…
…また、いつか、
あのあだ名で呼んでよ、
「もっくん」って、
ね…?
「どぬちゃん」、
コメント
14件
昔っぽい感じ出て来てワクワクすぎるー!もっくんとか可愛すぎん⁉︎謎解けて来てもっと次回が楽しみなっちゃうよ!!
お疲れ様です!! 色々謎解けてきましたね💭 ゲンジツが思った以上に辛いですねт т そして、互いの呼び方尊いですね💞😽
呼び合えぇぇ、、、😭