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ゆな
ゆな
ゆな
わたし屋上で
靴を脱ぎかけた時に
三つ編みの先客に
声をかけてしまった
ゆな
ドラケン
ゆな
ゆな
ドラケン
ゆな
ゆな
三つ編みの子は、語る
どっかで聞いたようなこと
ドラケン
ドラケン
ゆな
ゆな
ドラケン
ゆな
ゆな
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ゆな
って三つ編みの子は、消えていった
さぁ、今日こそは
と靴を脱ぎかけたらそこに
背の低い男の子
また声をかけてしまった
ゆな
マイキー
背の低い子は語る
マイキー
マイキー
ゆな
ゆな
マイキー
ゆな
ゆな
マイキー
マイキー
ゆな
と泣いて
背の低いこは、消えていった
そうやって何人かに声をかけて、追い返して
わたし自身の痛みは誰にも、言えないまま
はじめて見つけたんだ
似たような悩みの子
何人目かに会ったんだ
黄色いカーディガンの子
一虎
一虎
一虎
一虎
口をついて出ただけ
ホントはどうでも良かった
思ってもいないこと
でも、声をかけてしまった
ゆな
一虎
一虎
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
ゆな
一虎
ゆな
一虎
って目を伏せたまま消えてった
今日こそは、誰もいない
わたしひとりだけ
誰にも邪魔されない
邪魔してはくれない
カーディガンは脱いで
ゆな
三つ編みはほどいて
ゆな
背の低いわたしは
ゆな
𝑒𝑛𝑑