テラーノベル
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私が教室に入った瞬間、会話が一拍だけ遅れる。
零
女子1
女子2
適当な返事が返ってくる
零
笑ってそう言えば、何人かが吹き出す。
零
席に座ると、机の中に入れていたはずのペンケースがない。
周囲を見渡すと、前の床に落ちていた。
女子1
零
拾い上げると、ファスナーが開いていて、中身が少し散らばっている。
女子2
女子1
零
笑いながらペンを集める
零
言わない。 言う理由がない。
後ろの席から、ひそひそ声。
ほか生徒たち
ほか生徒たち
ほか生徒たち
零
授業が始まる。
板書を写していると、背中にコツンと何かが当たった。
零
ほか生徒たち
零
私は振り返らずに答える。
またクスッと笑い声。
零
先生が黒板に向いている隙に、 ノートに勝手に落書きが増えていく。
女子1
女子2
零
女子1
零
軽口で返す
零
心は動かない
〜休み時間〜
ほか生徒たち
零
椅子を引かれ、バランスを崩す
零
ほか生徒たち
ほか生徒たち
零
そう言って笑えば、
女子1
ほか生徒たち
その言葉に、誰かが小さく鼻で笑った。
零
〜昼休み〜
机に置いてあったパンがなくなってる
零
女子2
ほか生徒たち
零
笑いが起こる。
少し遅れて、机の下からぐしゃっと潰れた袋が出てくる。
女子2
ほか生徒たち
零
潰れたパンを見てまた笑い声が聞こえる
零
私は気にせず袋を空けた
女子2
ほか生徒たち
ほか生徒たち
零
一瞬、空気が止まる
零
クズに笑ってつけ足す
零
午後の授業中 椅子の脚を軽く蹴られる感触が何度も 続く。
ガタ、ガタ。
無視。
零
〜放課後〜
女子1
零
女子2
零
女子2
女子1
誰も本気でそう思ってない声
零
教室を出る直前、背中に小さく紙が当たる。
拾ってみると落書きされた私の似顔絵。
零
破って捨てるほどのものでもない
鞄に入れるのも癪
私はそのままゴミ箱に入れた
零
廊下を歩きながら、表情を緩める。
零
誰もいない廊下でやっと無表情になれる
零
怒りも…悲しみも…
ちゃんと感じる前に切り離してるだけ。
零
でも、…。
ほんの一瞬だけ、
胸の奥に小さな違和感が残る。
零
その答えを知るのは
もう少し先の話
零
零
零
零
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