桜が舞い散るこの季節
ふと思う
君を好きになった日からもう1年なんだなって
愛希
杏
この人は私の先輩、愛希先輩だ 私の恋の相手でもある
愛希
愛希
杏
愛希
杏
多分そういう意味で言った訳では無いと思うが、 思わず顔が赤らむ
愛希
杏
嗚呼、やっぱり私なんて────
愛希
杏
杏
愛希
杏
杏
杏
杏
杏
ふわっとした感触
私は気づくと、先輩に抱きしめられていた
杏
でも先輩の方は震えていて…… 涙が零れていて
愛希
愛希
杏
先輩は涙ぐみながらそう言った
愛希
杏
愛希
そう言うと、先輩は────
杏
私にもたれかかるように
意識を失っていた