TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

みのり

気になる事?

まふゆ

白石さんのことなんだけど・・・

え、私!?

まふゆ

腹痛で体調不良って言うのは嘘だよね?

え?

まふゆ

白石さんは嘘をつく時鼻が赤くなるんだよ

え、そ、そうなの?

まふゆ

嘘だよ

え・・・?

まふゆ

でも、今確認したよね?

ず、ずるいよ!

まふゆ

それで、どうしたのかな?

こはね

あ、杏ちゃん・・・嘘だったの?

わ、わかった・・・本当の事を言うと・・・

その、信じて貰えないと思って・・・

みのり

何かあったの?

見たの・・・幽霊を・・・

志歩

幽霊・・・?

その・・・昨日の夜なんだけど・・・

なんだか寝付けなくて、気分転換にアイスでも食べようかなって・・・

まふゆ

・・・あなたも夜時間のルールを無視なんだね・・・

ご、ごめん・・・反省してます・・・

こはね

話を続けて?

それで、倉庫にアイスがないか調べに行ったら変な音が聞こえて・・・

それがお風呂場の方から聞こえたから・・・見に行ってみたら・・・

半開きになってたロッカーがあって、それを開けたら・・・

青白い光に包まれた人影がボウッって・・・

あれは・・・間違いなく・・・

寧々ちゃんだった!

う、うそ・・・

瑞希

寧々ちゃんが・・・?

まふゆ

見間違いじゃないの?

こはね

確かめに行けばいいんだよ!

絵名

ゆ、幽霊を見るの!?呪われない!?大丈夫なの!?

瑞希

じゃあ絵名は1人で待っていなよ〜♪

絵名

ひ、1人!?・・・う・・・

絵名

あー!もうわかったわよ!行くわよ!

愛莉

ちょっと・・・怖いわね・・・

えっと・・・ここのロッカーだよ・・・

みのり

こ、これだよね?・・・

みのり

あれ?これパソコン・・・?

瑞希

見覚えがあるよ!

みのり

あ、これ図書室にあったやつ・・・?

みのり

ん?スリープモードだよ・・・?

志歩

壊れてたんじゃないの?

類が直したんだろう。

まふゆ

・・・もしかしてこの光を幽霊と間違えたんじゃないの?

・・・・・・・・・

い、いやでも・・・普通ロッカーにパソコンがあるなんて思わないじゃん!

み、見間違いなんて誰にでもあるわ。

志歩

でもどうしてパソコンなんてあるんだろう?

瑞希

誰かが隠したんじゃないのかな?

一歌

でもすぐに見つかったけど・・・

瑞希

ボク達から隠したんじゃないと思うよ

瑞希

ここは唯一監視カメラがないんだよね。

穂波

ほ、本当だ・・・

瑞希

つまり・・・モノクマから隠したのかな?

瑞希

それに杏ちゃんが見たのって青い光じゃなくて青く光る寧々ちゃんだったよね?

瑞希

もう少し調べてみようよ!

瑞希

まずはスリープモードを解除してっと・・・

瑞希

その左端にあるアイコン・・・

冬弥

どうかしたのか?

瑞希

アルターエゴって書いてるよ

まふゆ

アルターエゴ・・・別人格ってことだよね?

瑞希

みのりちゃんちょっと場所を代わってくれる?

みのり

あ、わかった!

カチッ・・・(画面を開く)

みのり

・・・・・・

来てくれたんだ。

絵名

ね、寧々ちゃん!?

これって・・・?

瑞希

ちょっと話してみようよ!

『あなたは何者なの?』

アルターエゴ

・・・どうも、初めまして。
草薙寧々です。

アルターエゴ

・・・・・・

志歩

こ、これ・・・口調も音声も草薙さんのだ・・・

穂波

す、すごいね・・・

瑞希

人工知能プログラム・・・初めて見たけどすごいなあ・・・

瑞希

そういえばこの人工知能が成長を続ければ単なるサポート役じゃなくて・・・
いずれは本人に代わって、あらゆる作業もしてくれるってさ!

愛莉

だからアルターエゴって言うのね・・・

みのり

よく知ってるねみんな・・・

一歌

つまり、類さんが図書室のノートパソコンを改造したってことだよね?

一歌

それで黒幕の目が届かない脱衣所に持ってきた・・・

類は本当にすごいな・・・

瑞希

とにかく、もう少し話してみようよ!

『あなたは、どこまで知ってるの?』

アルターエゴ

・・・・・・類が一通り教えてくれたけど、

アルターエゴ

大変な事が起きてる・・・って言うのは知ってる

瑞希

・・・・・・

『あなたはどうしてここにいるの?』

アルターエゴ

・・・類がわたしを使って何をしようとしてるって事だよね?

アルターエゴ

それはこのパソコンに学園に関する資料があって・・・

アルターエゴ

でも厳重なロックが掛かってて時間がかかってるの。

アルターエゴ

でもそれだけ厳重なロックなら何か重要な手がかりがあるはず・・・って類は言ってたよ。

『あとどれくらいでロックを解除出来る?』

アルターエゴ

ごめん・・・もう少し時間はかかるかも。

アルターエゴ

でも・・・大丈夫。わたしがみんなを助ける・・・!

『そっか、頑張ってね。黒幕にバレないように気をつけてね!』

アルターエゴ

大丈夫・・・いざって時の秘策もあるから。

アルターエゴ

実はウェブカメラでそっちの様子が見れるの。だから怪しい人が入ってきたら大声で叫ぶから。

こはね

大丈夫かな・・・

でもそうすると昼時間はともかく・・・夜時間が心配だよね・・・?

みのり

えっ?なんで?

だって・・・個室は完全防音なんでしょ?

冬弥

確かに、防音なら叫び声が聞こえないかもだからな・・・

みのり

うーん・・・じゃあ夜時間はみんなで交代してここに来る?

瑞希

交代しながら脱衣所に入ったら黒幕に気付かれるかもしれないよ。

みのり

それもそっか・・・どうしよう・・・

瑞希

夜時間の間、ボクの部屋開けとくよ

瑞希

そしたらアルターエゴの叫び声も聞こえるしね!

で、でも・・・夜時間にドアを開けっぱなしって・・・かなり危険じゃないかしら・・・

瑞希

そうだね、ボクを殺すチャンスかもね

瑞希

だけどボクを殺せるかな!

瑞希

ボクは簡単に死なないと思うよ!

アルターエゴ

・・・・・・・・・

アルターエゴ

あのさ、わたしからもいい?

アルターエゴ

・・・その、わたしは何処にいるの?

アルターエゴ

やっぱりあっちのわたしは・・・

瑞希

・・・・・・

『寧々ちゃんは・・・奏に殺された。』

アルターエゴ

・・・そう。

アルターエゴ

でも、わたしは最初から分かっていたから。

アルターエゴ

わたしがこの状況で生き残れるなんて低いってくらい・・・。

な、なんだかちょっと可哀想じゃないか?

志歩

もう1人の自分を失うなんて・・・どんな気持ちなんだろ。

まふゆ

・・・プログラムに気持ちなんてないと思うよ?

絵名

そ、そうかしら・・・

瑞希

よし、じゃあ長居してても黒幕にバレるしそろそろ終わりにしよっか。

『また後で来るね!』

アルターエゴ

・・・わかった、待ってるからね

アルターエゴ

じゃあね。

愛莉

うーん・・・

愛莉

これってネットに繋げられないの?そしたら外に助けを求められると思うし・・・

こはね

でもここって脱衣所だし・・・ネットワーク環境なんてないんじゃないかな・・・?

愛莉

じゃあここから持ち出してどこかネットに繋げれる所に行くとか・・・

冬弥

き、危険すぎじゃないか・・・?監視カメラもあるし・・・

愛莉

うーん・・・そっか・・・

瑞希

まぁ、今は寧々ちゃんがロックを解除してくれるのを待とうよ!

そ、そうだね・・・

穂波

じゃあ今日は解散にしましょうか。

私すごくない!?

モノクマ

何が凄いの?

みのり

も、モノクマ・・・!

モノクマ

ずいぶん上機嫌だね。何かいい事でもあったの?

べ、別に何でもないわ・・・

ていうか、モノクマには関係ないでしょ!

まふゆ

私達は久しぶりに大きなお風呂で入ろうって話になってたんだよ。

モノクマ

・・・ほ?

まふゆ

でもお風呂は男女に別れてなかったから・・・

まふゆ

男女のどっちが先に入るかじゃんけんで決めていたんだよ。

まふゆ

そこで白石さんが勝って喜んでいただけじゃないかな?

そ、そうだよ!

という訳だから・・・

男子は食堂にでも戻ってて!

冬弥

あ、ああ残念だな・・・負けて・・・

一歌

じゃあ行きましょうか。

瑞希

ご、ごめん!ボク体調が悪くて辞めるね!

絵名

そ、そう・・・

冬弥

───

────

瑞希

────

いいお湯だった〜

こはね

みんなでお風呂、楽しかったね〜

まふゆ

そうだね

モノクマ

残念ですが話している時間はありませんよ

愛莉

まぁ・・・でしょうね。

モノクマ

あれ?

志歩

お風呂で話してたの。そろそろ何か仕掛けてくるんじゃないかって

モノクマ

う・・・なんだか酷い言われよう・・・

モノクマ

はあ・・・・・・せっかくプレゼントを持ってきたのになあ・・・

みのり

プレゼント!?

モノクマ

気になる?気になる?じゃあ体育館に来てね!

冬弥

今度はなんだろうな・・・?

瑞希

きっとまた始まるんだろうね・・・

瑞希

例の動機の話・・・

絵名

ま、また?・・・

絵名

もう行きたくないよ・・・

俺もだ・・・・・・

瑞希

大丈夫、ボク達にはアルターエゴがある!だからきっと手掛かりを見つけてくれるよ!

瑞希

何があっても・・・耐えよう・・・!

みのり

そうだね・・・

みのり

そうだね!

ダンガンロンパ×プロセカ(第3章)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,041

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚