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俺は、るなのことが好きだった
決して、恋愛感情ではないけど…でも、友情でもない
俺でもわからない、そんな想いを抱えていた
そもそも俺がこうなったのは、今から数年前
俺がるなに買われて…だいぶ経った頃だった
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俺がもう、るなに心を開いていた頃で
2人で穏やかで平和な毎日を送っていた
そんなとき、俺達にある事件が降りかかってきた
その事件こそ…
俺の秘密、そのものなのだ
ピンポーン
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玄関にいたのは、るな1人
そしてるなは、扉の前で座り込んでいた
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るなにそんな強い口調で言われたのは、初めてだった
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俺は、るなのその言葉に弱かった
今まで褒めてもらったことなんてなかった俺にとって、褒め言葉というのは凄く貴重で
るなが俺を大切にしてくれてるのが、嬉しくて…
俺は、るなにあまり逆らえなかった
だから、俺は…るなの言葉に、従って"しまった"
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そう言って、俺はリビングへ戻った
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そう、小さく呟いて…るなは目を閉じた
るなの身体から…段々と、暖かさが消えていった
リビングの椅子に座る俺は、落ち着きがなかった
頻繁に手足を組み替えたり、汗が止まらなかったり
そりゃそうだ…
さっきから…この家からは、暖かさが感じられない
いつも暖かくて、優しい場所なのに…
今はただ冷たくて、俺が1人、孤独に感じられた
今すぐにでも、るなの元へ行きたい
やっぱり、るなは何かを隠していた
それなのに、俺はるなの言葉に逆らえなかった…
もし、俺が…あのとき、るなに駆け寄っていたら…
ガチャッ
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突然、玄関の扉が開く音がした
それと同時に…何かが、倒れる音
例えるなら…人が、倒れるような音…?
その音を理解した瞬間、身体から滝のように汗が吹き出した
どうして…人が、倒れるような…音がしたの…?
俺の足は、震えていた
何があったのか…勿論、見に行きたい
でも…それを、身体が拒否している
絶対に、行ってはいけない…そう言っていた
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きっと、大丈夫…
人が倒れる音は、きっと間違いだ…
そこら辺の、植木鉢でも倒れたんだろう…
そう、言い聞かせるしかなかった
ガチャッ
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身体の力が抜けて、俺は膝から崩れ落ちた
そのまま、一歩も動けない
でも目線だけは、少しも動かなかった
視界の端で、何かが動いた気がした
でも、俺の目線は一点に注がれている
誰かが俺の肩に触れても、叫ぶような声が聞こえても
俺はもう、視覚以外の五感が機能していなかった
やがて、視界がぼやけてくる
俺はそこで、自分が泣いてることに初めて気づいた
泣くのなんて何年ぶりだろう…
そうして、思考を巡らせていると
段々と、他の感覚が戻ってきた
肩に、人の手の暖かさがある
耳からは叫び声、泣き声、呻き声が入ってくる
口の中から血の味がして、同時に血の匂いがした
ぼやけていた視界も開けてきて、改めて目の前がはっきり見えて
俺は、目の前の出来事を理解した
そして、叫んだ
泣いた
喉が枯れて、血が喉に入って咽せてしまっても
ただひたすら、喚いた
そんな俺を、何も言わず静かに抱きしめてくれた…茶髪の女の子
目が赤く腫れ、髪が乱れている
彼女の身体の間から、先が見える
明らかに、もう助からないと分かる出血量の…水色髪の、少女と
その少女を抱え…下を向いている、桃色髪の女の子
……そう、
あの日、幸せだった日常が崩れ
世界で一番好きだった人が、死んだのだった
コメント
6件

え!? るなさんタヒんじゃった.....? え!? 謎が深まるばかり🤔💭 続き楽しみにしてます😊
……え?つまり、この後るなさんは助かっ…た、ということですか…?もし助かってないのであれば、今ここにいるるなさんは、…紛い物、?