ユズの死に向き合うと決めた
だから、今日はこれを開ける
ツクシ
ユズの机の中にあった
小さな遺書のような紙
ツクシ
ツクシ
ツクシ
覚悟を決め、私は紙を開いた
ツクシ
ツクシ
ツクシ、見てる? 見られてたらいいな、 捨てられてないといいなぁ この手紙には、ツクシに 隠していた事を書きます ツクシ、隠し事しててごめん 私、三途先生が好きなんだ まぁまだ中学生だし、変な 思い込みかもしれないけど笑 けど、仮にもし勘違いだとしても 私はこの先、必ず三途を好きになる だから伝えたかった あーあ、どうせ死ぬなら、 三途に「好き」って 言いたかったな
ツクシ
ツクシ
ツクシ
私は、ユズのために何が出来るのか
思考をめぐらせて考えた
ツクシ
ツクシ
そして1つの答えにたどり着いた
竜胆
竜胆
竜胆
ツクシ
ツクシ
竜胆
ツクシ
竜胆
ツクシ
ツクシ
ツクシ
そう、苦しくなんてない
ユズの為だから
ツクシ
ツクシ
ツクシ
竜胆
ツクシ
竜胆
ツクシ
竜胆
竜胆
ツクシ
竜胆
ツクシ
竜胆
ツクシ
竜胆
ツクシ
そんなことは無いだろう
私はあの家に来た日からずっと笑っている
ツクシ
竜胆
竜胆
ツクシ
ツクシ
竜胆
竜胆
ツクシ
竜胆
竜胆
竜胆
やめて
そんな真っ直ぐな瞳で見つめないで
もうそれ以上私を探さないで
ツクシ
ツクシ
ツクシ
三途
ユズ
ココ
ツクシ
ツクシ
ユズと同じ言動
ユズと同じ性格
ユズと同じ、笑い方
ツクシ
ツクシ
私は誰?
ツクシ
何か言おうとしても
言葉が何一つ浮かんでこない
説明できない
本当の私がなんなのか
ツクシ
竜胆
ツクシ
ツクシ
竜胆
ツクシ
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
ツクシ
ツクシ
竜胆
ツクシ
竜胆
ツクシ
竜胆
竜胆
ツクシ
自分すらも忘れかけていた、本当の「私」
そうだ、私は、私は苦しかった
本当の自分を押し殺して、ユズの真似をするのが
今までやってきた事は本当に正しいのか
私は間違ってなかったのか
不安と葛藤する日々だった
本当の私が、君の目には写ってたんだね
ツクシ
竜胆
竜胆
竜胆
ツクシ
ツクシ
じゃあなんで貴方は気づいてくれたの?
そんな言葉を、口にしようとしては飲み込んだ
あの日、あの時
私は気づかなかった
ツクシ
ツクシ
ツクシ
ツクシ
ツクシ
ツクシ
机の中に隠された
もう1枚の手紙の事に
コメント
4件
弟二人はなんだ?
続き気になります!