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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

急遽、チャットノベルへ 変更させていただきました。

 

『 夜兎としての生き方 』

軽〜く人物紹介です

あまね(玲央) 歳:30(本編開始時) 阿伏兎の弟 本名→あまね 偽名→玲央

⚠︎余裕でネタバレあります⚠︎ 見始めたばっかの人は注意を‼︎

その日は雨が降っていた

ざぁざぁと雨が地面と傘を打ちつける音だけが自分の耳には響いていた。

阿伏兎

…なぁ、あまね

あまね(玲央)

…何、どしたの

兄貴が、少し弱気な声を出して、 俺に声をかけた。

いつものらしからぬ兄貴ではなかった。

阿伏兎

本当に行くのか?

あまね(玲央)

うん…行くよ?

あまね(玲央)

もうこれは、自分自身で決めたことだし

阿伏兎

…そうか

あまね(玲央)

えっ、ほんとにどうしたの

あまね(玲央)

らしくないな

阿伏兎

…陽には気をつけろよ

あまね(玲央)

ぶふっw

あまね(玲央)

分かった…w

あまりにも兄貴がらしくなさすぎて、笑いが出てしまった。

阿伏兎

人が心配してんのに何笑ってんだ

あまね(玲央)

いや…稀すぎて…笑

阿伏兎

弟子には挨拶したのか

あまね(玲央)

弟子じゃないんだけどな…

弟子というのは…朱色の髪に青色の瞳を持った少年───神威のことである。

神威

…あまねさん?

あまね(玲央)

…神威くん

神威

どっか行くの?

あまね(玲央)

…うん

あまね(玲央)

少し長い旅に

神威

え…なにそれ、

神威

俺も連れてってよ…

あまね(玲央)

…ごめん

あまね(玲央)

連れていきたいのは山々だけどね…

あまね(玲央)

これは俺にとっての、ひとり修行でもあるから

あまね(玲央)

だから今度また会う時はさ

あまね(玲央)

俺の事、殺しに来なよ

神威

…!

あまね(玲央)

だからこれ、つけてて

あまね(玲央)

目印として

そう言ってあまねは自分の首に巻いていたマフラーを神威に巻いた

阿伏兎

(そういう事か…)

阿伏兎

(…アイツも苦しいだろうな)

あまね(玲央)

…じゃあ、また

神威

待っ─!!

がしっ、と神威に腕を掴まれ、バランスを崩し、傘を落としてしまう。

あまね(玲央)

えっ…?

自分の耳には、雨が地面を打ち付ける音しか聞こえなかった。

あまね(玲央)

…どうしたの?

神威

…なんで言ってくれなかったの

あまね(玲央)

…君が、悲しむと思ったから

神威

あまね(玲央)

ちゃんと…家族を守れるようになるんだよ

自分たちの耳には、あまねが雨の中遠くへ歩いていく足音しか聞こえなかった。

兄貴たちと別れたあと、 俺は地球へおりた。

俺は、兄貴たちに見つからないように、 見た目を少しずつ変えていった。

癖のあるベージュ色の髪を 真っ直ぐな黒色に染めて

藍色のチャイナ服は、着物へ着替えた。

そうして俺はあまねから、 玲央へと生まれ変わった。

夜兎としての生き方

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