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最初から、この恋に勝ち目はなかった。
乃彩
万次郎
乃彩
楽しそうな二人を見るたび、私の胸はザワザワと嫌な音を立てて
沈んでいく。
榎奈
万次郎は私に気づいてないみたいに
あの子と話す
万次郎の横にいるのが信じられないくらい息苦しくて、
私は歩む足を止めた。
榎奈
それでも気づかない万次郎
あの子だけなんだね、
万次郎の中にいるのは私じゃなくて
乃彩ちゃん一人。
榎奈
気づいて欲しいのに、
言葉が出てこない。
二人の背中はもう遠いのに
私は一歩を進めない。
また何もできないまま
あの子に何もかも取られちゃうのかな
最悪、
次回 デュエルスタンバイ!