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結月
結月
短く頭を下げる。
その声は落ち着いていて、妙に頭に残った。
虎杖は、無意識に眉をひそめる。
伏黒は無言で観察。
釘崎はじっと値踏みするように見つめていた。
ーーそして三人は、同時に思う。
(呪力がわからない)
まるで、空白のように。
五条は軽く手を叩いた。
五条 悟
五条 悟
虎杖 悠仁
虎杖が反応する。
虎杖 悠仁
五条 悟
五条は笑った。
その笑みは、いつも通り軽くて。
ーーほんの僅かだけ、含みを持っていた。
数時間後。
任務の資料を手渡しながら、五条は三人に背を向けたまま言う。
五条 悟
伏黒 恵
伏黒が問い返す。
五条 悟
短い沈黙が落ちる。
伏黒 恵
伏黒の声は、警戒を含んでいた。
呪力が読めない術師を、いきなり実戦に出す。
通常なら考えられない判断。
五条は、窓の外を見たまま答えた。
五条 悟
そして、小さく付け足す。
五条 悟
その言葉に込められた意味を、まだ誰も知らない。
教室の外。
結月は一人、廊下に立っていた。
遠くから、微かに呪いの気配が揺れる。
視線だけで、それを追う。
結月
小さく呟く。
その瞳はーー
ほんの一瞬だけ。
蒼く、揺れた。
コメント
3件

初コメ失礼します! え、結月ちゃんって六眼持ち…ですか?