魔王に連れられ風呂場へと向かう…
魔王
ほら。
僕
え、
魔王
両手を上げるんだ。
僕
な、何でですか…
魔王
わ、私が脱がしてやるから…!
僕
い、いや服ぐらい
自分で脱げますって!
自分で脱げますって!
魔王
ほう…
魔王
じゃあ脱いでみろ。
僕
え…
魔王
1人で脱げるんだろう?
魔王
証明してみるが良い。
僕
え、えぇ?
僕
さ、流石にこの年で一緒に入るのは…
そう言うと魔王が下を向いた。
魔王
べ、別にそーゆー目で見ないからさ…
魔王
いーじゃん…折角温泉旅館に来たんだから一緒に入ってくれても…
その時だった。
誰かが部屋をノックする 音が聞こえた。
ガチャ…とドアが開く。
魔王
…誰だ。
受付
あ~私だよ~
魔王
何故お前が来るんだ…!
受付
いやぁ魔王が人間の男の子を脱がそうとするなんて思わなくてね♪
受付
だからはい。混浴用の下着だよ。
受付
これで解決だろう?
僕
あ、ありがとうございます…
受付
ふふっ、じゃあ楽しんでね~
魔王は純粋に 僕と入りたかっただけらしく
魔王と異世界のお風呂を堪能した。
魔王
ふぅ、気持ち良かったな。
満面の笑みを見せる魔王に思わず 見とれていた。
不意に目が合ってしまい、 思わず目を反らした。
魔王
そんなに…見たいのか…?
だから魔王さん…語弊を生む発言はやめてください…