テラーノベル
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赤
振り向いた瞬間、彼の声が上がった
ちょっと驚いて、私は足を止める
桃
赤
ya君の目がまんまるになって
口が半開きになった
私は、自分の浴衣の裾を少し見下ろして、なんだか照れくさくなる
桃
赤
彼は口を押さえながら、下を向く
_____ちなみに今、此処は自宅の玄関
近所の神社でお祭りがある、と聞いた私たちは
今日、二人で行くことにした
お祭りに行く前、先に準備を済ませた私が
「どんな感じか見て」って軽い気持ちで声をかけたら
何故かものすごく固まられてしまった
赤
桃
赤
赤
桃
赤
どんどん騒がしくなる彼に
タオルを投げつけてやると、頭に命中して倒れたふりをした
全く......本当に、子犬みたいにうるさい
だけど。
心の中で″嬉しい″と思ってしまった自分がどこかにいた
そう感じた自分に、少しだけ戸惑う
褒められて、こんなにも胸が温かくなるなんて
思ってなかったから
赤
桃
赤
赤
思わずタオルで顔を隠した
本当に......なんなんですかもう!!!
この、子犬は
そして花火大会の夜
わたあめとりんご飴を片手に歩きながら、ya君と話す
金魚掬い、スーパーボールすくい、ヨーヨー釣り
いろんなことをして
いろんな表情を見て
その度に、何処か胸が高鳴っていた
桃
何故かya君を見るたびに手のひらが寂しく感じて
なんというか.....「手を繋ぎたい」って
ふと、何回も思った
でも、それが″恋だから″って理由には
まだ思い当たらない
ただ_____
桃
それは確かだった
赤
彼の声に頷いて、人混みを抜けて細い小道へ入る
ひんやりとした空気と、草の匂い
そしてーー
ドンッ.....!
夜空に光り輝く花が咲いた
桃
赤
肩が触れるぐらい近くて
ya君と見上げる夜空
まるで世界だけ、時間が止まったみたいだった
桃
また、そんな気持ちが胸をかすめる
自分でもよくわからない
ただ、ya君の手に触れたら、もっと安心出来る気がして。
指先が、少しだけ動いた___
その時
赤
ふいに、彼が私の前に手を差し出して来た
赤
その声は、いつもより少しだけ低くて
けれど優しくて、私の奥までまっすぐに届いた
桃
言葉にならないまま、私は頷いて
彼の手を、そっと取った
重なる手のひら
絡む指
繋がっただけで、胸がじんわり熱くなった
桃
ただの″同居人″だったはずの彼の手に
安心して、ドキドキして
なんでもないのに泣きたくなるぐらい、嬉しくなるなんて___
この気持ちの名前に、私はまだ気付けてなかった
でも、
多分もうすぐ、その名前もわかる気がする
コメント
9件
♡500くらいから2000まで増やしました! ゆあ🍪🌙さんの作品?めっちゃ好きです!
実は、次の話もお祭り編です‼︎帰った後?的な!次、めっちゃ進む予定なんで良かったら見てください✨んー、続き......フォロー1で!来なくても普通に書くけど、来たら出来る限り早く投稿するように頑張る💪!
はッはッはッはッ…、えぐっ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ過去1好き.ᐟ.ᐣ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣやばいやばいやばいやばいやばいやばい😱😱😱😱○しに来てるやん.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣふぇっ.ᐟ.ᐣ.ᐟ.ᐣあ.ᐟ.ᐣ