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ああ…愛しい我が君 気高く麗しい悪の華 貴女こそが世界で一番美しい ー鏡よ鏡、教えておくれ この世で一番…… ー闇の鏡に導かれし者よ 汝の心の望まま、 鏡に移るものの手をとるがよい 後悔は……ないな? 明日をも灰にする焔炎 殺那をも封じ込める凍氷 蒼空をも飲み込む大樹 闇の力を恐れるな さあ――力を示すがよい 私に、彼らに、君に 残された時間は少ない 決してその手を離さぬよう――― welcome to the villans'world.

一人の女は目を覚まし、状況を確認していた 真っ暗で狭い空間 騒がしい外 フードが付いている羽織 深く被らされているフード 己が居た世界とは考えがたい雰囲気 冷静に 考えていた そんな時

???

だ、誰か助けて!

と、聞こえた為一度考えるのを辞めた

ユズハ

はぁ……

〚異能力 我は天才である 汚れつちまつた悲しみに〛

ドゴォン! そんな音と共に暗い空間を作っていたであろう何かは壊れ 猫のような者も騒いでいた者も 一度呆気に取られていた

ユズハ

助けを求めていたのって…貴方?

ユズハ

走りましょう

そう言い、女は男の手を取り走った

???

うわっ!

???

コイツ等!待つんだゾ!

ユズハ

急いで…!

???

はい!

男女は走って逃げた なるべく遠くへ 猫の様な者が来ないように そして着いた先は

《図書室》

???

はぁ………はぁ…………

ユズハ

えっと、、、大丈夫?

???

はい…ありがとう御座います…

ユズハ

否…困った時はお互い様

ユズハ

貴方、名前は?

ユウ

ユウといいます

ユズハ

ユウ君かぁ……私は叶野ユズハよろしくね

ユズハ

それよりさっきの猫の様な者は何?

ユウ

グリム……と言っていた気がします

ユズハ

そっか………ありがとう

ユズハ

敬語はなくても大丈夫だよ?

ユウ

分かった……!

そんな時 ボォッ と炎の音が聞こえた そこにはさっきの猫…否グリムが居た

ユズハ

あ……

グリム

俺様の鼻から逃げれると思ったか!
ニンゲンめ!
さあ、丸焼きにされたくなかったらその服を――

そう言いかけた時、グリムが何かに叩かれた

グリム

ふぎゃっ!痛ぇゾ!なんだぁこの紐!

後ろから現れたのは 鳥のようなマスクをし帽子を被っている謎の男性

???

紐ではありません。愛の鞭です!
ああ、やっと見つけました。
君達、今年の新入生ですね?

???

ダメじゃありませんか。
勝手に扉から出るなんて!
それにまだ手懐けられていない使い魔の同伴は校則違反ですよ。

グリム

離せ~!
オレ様はこんなヤツ等の使い魔じゃねぇんだゾ!

???

はいはい。反抗的な使い魔はみんなそう言うんです。
少し静かにしていましょうね。

そう言って男は、グリムの口を塞いだ

グリム

ふがふが!

尚もグリムは抵抗しているが 男は無視して此方を見て話を始めた

???

まったく…勝手に扉を開けて出てきてしまった新入生など前代未聞です!
はぁ……どれだけせっかちさんなんですか
さあさあ、とっくに入学式は始まっていますよ。
鏡の間へ行きましょう。

ユウ

……………新入生?

ユズハ

入学式………………?

???

貴方達が目覚めたたくさんの扉が並んでいた部屋ですよ。
この学園へ入学する生徒は、全てあの扉をくぐってこの学園へやって来るのです。

ユズハ

へぇ……興味深い

???

通常、特殊な鍵で開くまで生徒は目覚めないはずなんですが…

ユズハ

あの大量の棺は扉だったんだ

???

それまでの世界に別れを告げ、新しく生まれ変わる
あの扉の意匠にはそんな思いが込められているのです

ユズハ

迷惑な話……ボソッ

???

………おっと!
長話をしている場合ではありませんでした。
早くしないと入学式が終わってしまいますよ
さあさあ、行きますよ

ユズハとユウはアイコンタクトをし、頷いた

ユウ

その前に…

ユズハ

ここは一体何処なんですか?

???

おや?
君達、まだ意識がはっきりしてないんですか?
空間転移魔法の影響で記憶が混乱しているんですかねぇ…

ユズハ

(魔法?そんな非科学的な物…存在してない気がするけど)

???

まぁいいでしょう。よくあることです

ユズハ

(ダメでしょ…)

???

では歩きながら説明して差し上げます。
私、優しいので

ユズハ

は、はぁ……

男と歩き、行ったのは

《中庭》

???

ごほん。
ここは『ナイトレイブンカイレッジ』
世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法士の卵が集まる
ツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です

ディア・クロウリー

そして私は理事長よりこの学園を預かる校長。
ディア・クロウリーと申します。

ユウ

ま……まほうし?

ユズハ

へぇ~

ディア・クロウリー

この学園に入学できるのは『闇の鏡』に優秀な魔法士の資質を認められた者のみ。
選ばれし者は、『扉』を使って世界中からこの学園へ呼び寄せられる

ディア・クロウリー

貴方達の所にも扉を載せた黒い馬車が迎えに来たはずです

ユウ

暗い森を通ったような……

ユズハ

黒い馬もいたね

ディア・クロウリー

あの黒き馬車は闇の鏡が選んだ新入生を迎えるためのもの。
学園に通じる扉を運ぶ、特別な馬車なのです。
古来より特別な日のお迎えは馬車と相場が決まっているでしょう?

ユウ

そうばって、どこの相場?

ユズハ

面白いね……

グリム

むがーー!むががー!

ディア・クロウリー

さっ、入学式に行きますよ

to be continued

《鏡の間―入学式会場》

この場はとてもざわついていた

赤紙の男

――さ、これで入学式と寮分けは終わりかな?
いいかい新入生達、ハーツラビュル寮では僕が法律だ。
逆らう者は首をはねてやるからそのつもりで

獅子の耳を持つ男

……ふぁ~あ。やっとかったるい式が終わった。
さっさと寮に戻るぞ
サバナクロー寮着いて来い

眼鏡の男

新入生のみなさん。この度は入学おめでとうございます!
みなさんが充実した生活を送れるようオクタナヴィネル寮寮長として
精一杯サポートさせていただきますよ。

美しい男

それにしても学園長はどこに行っちゃったのかしら?
式の途中で飛び出して行っちゃったけど………

タブレットの声

職務放棄………

ターバンの男

腹でも痛めたんじゃないか?

そんな会話をしていた時 バンッ と、扉が開きクロウリー、ユズハ、ユウ、グリムが入った

ディア・クロウリー

違いますよ!

赤紙の男

あ、来た

ディア・クロウリー

まったくもう。
新入生が二人足りないので探しに行っていたんです。
さあ、寮分けがまだなのは君達だけですよ
狸君は私が預かっておきますから、早く鏡の前へ

グリム

ふぐぐー!

闇の鏡

汝の名を告げよ

ユズハ

先、いいよ

ユウ

うん…ユウです

闇の鏡

汝の魂の形は…………………
…………………………………
わからぬ

ディア・クロウリー

なんですって?

闇の鏡

この者からは魔力の波長が一切感じられない
色も、形も、一切の無である

闇の鏡

よってどの寮にもふさわしくない!

会場が一気にざわつく 次はユズハだ

闇の鏡

汝の名を告げよ

ユズハ

叶野ユズハです

闇の鏡

汝の魂の形は…………………すべてだ

ユズハ

………………え?

闇の鏡

ハーツラビュル寮の厳格な魂も
サバナクロー寮の不屈の精神も
オクタナヴィネル寮の慈悲の精神も
スカラビア寮の熟慮の精神も
ポムフィオーレ寮の奮励な精神も
イグ二ハイド寮の勤勉な精神も
ディアソムニア寮の高尚な精神も感じられる

ユズハ

へぇ……

闇の鏡

然し、魔力の波長が一切感じられない

ディア・クロウリー

はい?←

闇の鏡

魔力ではない何かを感じるのだ

ユズハ

うん、そうだろうね

闇の鏡

だが、色、形を見るとどの寮にも相応しい!

ユズハ

迷惑な話………
あの、学園長…此処は見た限り男子校では?

ディア・クロウリー

そうですがなにか?

ユズハ

私、女なんだけど

ディア・クロウリー

は…………

そう言ってユズハはフードを取った フードをとると同時に会場はよりいっそ騒がしくなる

ユズハ

この場合ってどうなるの?

ディア・クロウリー

魔法が使えない人間と女性を黒き馬車が迎えに行くなんてあり得ない!
生徒選定の手違いなどこの100年一度もなかったはず
一体なぜ……

ユズハ

なぜ…はこっちだよ

ユズハ

はぁ…国木田さんの胃に穴が空いてないか心配……

グリム

もごもご…ぷはっ!

グリム

ならその席!オレ様に譲るんだゾ!

ディア・クロウリー

あっ!待ちなさいこの狸!

グリム

そこの人間と違ってオレ様は魔法が使えるんだゾ!
だから代わりにオレ様を学校に入れろ!
魔法ならとびっきりのを今見せてやるんだゾ!

赤紙の男

皆伏せて!

グリム

ん’’な’’~!

そうグリムが鳴いた(草)時会場中に炎が広がった

ユズハ

何してるの……

ターバンの男

うわあ!あちちっ!尻に火が!

ディア・クロウリー

このままでは学園が火の海です!
誰かあの狸を捕まえてください!

獅子の耳を持つ男

チッ………かったりぃな

美しい男

あら、狩りはお得意でしょ?
まるまる太った絶好のおやつじゃない

獅子の耳を持つ男

なんで俺が。テメェがやれよ

眼鏡の男

クロウリー先生、お任せください
いたいけな動物をいたぶって捕獲するという皆さんが嫌がる役目、
この僕が請け負います

タブレットの声

さすがアズール氏。
内点の点数稼ぎキマシタワー

ターバンの男

なぁ、誰か俺のケツの火ぃ消してくれてもよくねえ?!

ディア・クロウリー

皆さん、私の話聞いてます?!

獅子の耳を持つ男

はぁ…狸捕まえるぐらいあんたがやりゃいいだろ、センセー

グリム

オレ様は狸じゃねーって何度言わせるんだゾ!
偉大なる魔法士になる男・グリムとはオレ様のことなんだゾー!

眼鏡の男

威勢のいい小動物ですね。
リドルさん、お願いできますか?

赤紙の男

違反者は見逃せないからね。
さっさと済ませるとしよう

ユズハ

話してる間にやればいいのに

そう言い、ユズハはグリムに近寄り異能を使った

異能〚我は天才である 人間失格〛

空に浮かぶ文字 そして触れた途端に消える青い炎 誰もが呆気に取られていた ユズハは溜息を付き、言う

ユズハ

何か策があるんでしょ?

ユズハ

それまで私が触ってるから

そう言うと、寮長、ユウ、クロウリーは我に帰る リドルと呼ばれた赤紙の男は言った

召喚されし異能力者

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コメント

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ユーザー

続き楽しみにしとります!🎶

ユーザー

ツイステと文ストのクロスオーバーとか最高✨

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