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天才(仮)
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#もか
もか@リムるな🫶小説コン開催
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第四話
消えたはずの記憶
十月五日
俺は、目を覚ました瞬間から嫌な予感がしていた
ゆあん
昨日の夜
見たことのない記憶
聞こえた、のあさんの声
赤い星。
そして___
旅人のうり
ゆあん
俺は布団の中でつぶやく
前回は、こんなことはなかった
自分が覚えているあの日は、三か月後
それまで、何も起きなかった
でも今回は違う
たった三日で前回にはなかった出来事がたくさん起きている
これ以上、何かが変わったら
あの日そのものが変わってしまうかもしれない
それが良いことなのか
悪いことなのか
俺には分からなかった
のあ
玄関の外から、のあさんの声が聞こえてきた
のあ
ゆあん
急いで支度をして外に出る
のあ
ゆあん
のあさんが笑う。
けれど
俺はその笑顔を見て違和感を覚えた
ゆあん
のあ
ゆあん
のあ
のあさんは少し考える
のあ
ゆあん
のあ
ゆあん
のあ
のあさんの表情が変わった
のあ
俺は、答えられなかった
のあ
ゆあん
のあさんはちいさくつぶやく
のあ
俺は黙り込む
そのとき
ひろ
ひろくんがやってきた
のあ
のあさんが答える
けれど、俺はひろくんの手元に目を止めた
ゆあん
ひろくんが持っているのは、昨日の古い本
ひろ
ゆあん
ひろ
ゆあん
ひろ
ひろくんはうなずき、本を開いた
ひろ
ゆあん
ひろ
ページをめくる
ひろ
俺の顔がこわばる
ゆあん
ひろ
ゆあん
ひろ
ひろくんは本を閉じた
ひろ
ゆあん
ひろ
俺は黙っていた
そして思う、
前回の世界では、こんな文献は見つからなかった
なのに今は___
あの日にかかわる情報がどんどん集まってきている
放課後、四人は再び図書館へ向かった
ひろくんが調べものをしている間
俺は窓の外を見ていた
ゆあん
森。
その向こうに広がる空
赤い星は見えない
安心する。
ひろ
突然、ひろくんに呼ばれた
ゆあん
ひろ
一枚の紙を渡される
ゆあん
ひろ
そこには、四つの名前が書かれていた
ゆあん
のあ
ひろ
そして___
うり
ゆあん
ひろ
ひろくんが言う
ひろ
ゆあん
ひろ
俺は、紙を見つめる
その下には、さらに文字がある
‘四人が揃ったとき、時間は再び動き出す‘
ゆあん
その言葉をつぶやいた瞬間、
図書館の奥から
___ガタン
何かが倒れる音がした
ひろ
ひろくんが立ち上がる
四人で奥へ向かう
そこには誰もいない。
ただ、本棚の隙間に
__一枚の紙が落ちていた
ひろくんが拾う
ひろ
そこに書かれていた文字を見て俺は息をのんだ
‘第一回目‘
ひろ
ひろくんが首をかしげる
ひろ
俺は答えられなかった
その紙は、前の世界で一度も見たことがない
なのに。
なぜか、嫌な予感がした
夜
俺は一人で窓の外を見ていた
赤い星はない。
静かな夜
けれど__
コン
窓をたたく音
俺がカーテンを開ける
そこには、旅人のうりがいた
ゆあん
うり ?
ゆあん
窓を開ける
うりは何も言わず、ただ一枚の紙を差しだした
うり ?
俺が受け取る、
四人の名前
その下には__
‘第十九回目‘
ゆあん
うり ?
ゆあん
答えない。
ゆあん
うり ?
俺の手から紙が落ちる
ゆあん
うり ?
ゆあん
うり ?
ゆあん
うりが俺を見る
うり ?
俺は言葉を失う
ゆあん
うり ?
うりは夜空を見る
うり ?
ゆあん
うり ?
ゆあん
うり ?
うりが俺を見る
うり ?
俺の背筋が凍る
ゆあん
うり ?
うりの声が静かに響く
うり ?
沈黙。
ゆあん
俺は首を振る
ゆあん
うり ?
その言葉が胸に刺さる
もしかしたら。
自分があの日を覚えていると思っていたことすら
本当は間違っていたのかもしれない
うりは踵を返した
ゆあん
ゆあん
うりは少しだけ振り返る
うり ?
ゆあん
うり ?
ゆあん
うりは答えない
ただ、小さく笑った
うり ?
ゆあん
うり ?
その言葉を残して
うりは闇の中に消えていった
俺は一人、窓辺に立ち尽くす
手元には、あの紙
十九回目。
そして
その下に、新しい文字が浮かび上がった
‘残り七十九日‘
ゆあん
俺は息をのむ
あの日まで、あと七十九日
けれど。
今度は、何かが違う
前回にはいなかった旅人
前回にはなかった記憶
前回にはなかった文献
そして__
前回にはなかった‘七十九回目‘という数字。
俺は、まだ知らなかった
この三日間の出来事が
これから起こるすべての始まりだったことを。
コメント
3件
読んでてめっちゃ鳥肌立ちました😳 自分のペースで投稿頑張って下さいっ!! あと…お友達なりませんか!! TikTokとかやってれば繋がりたいです🤧
うわ、第5話、世界観がどんどん広がってきましたね…! 特に「十九回目」という数字の衝撃。主人公は一回しかループを覚えていないのに、実は十八回も「あの日」を超えられなかった…ってのが重いです。旅人のうりが何者なのかも気になるし、地下書庫から出てきた「第一回目」の紙も不気味。伏線の張り方が丁寧で、読むほどに引き込まれます。次話が待ち遠しいです!