私は零奈…モデルをしている。
モデルの仕事が一段落して久しぶりに学校に行くことが出来た
零奈
おはよう〜

夢
零奈〜久しぶり〜

夢
雑誌載ってたね〜見たよ〜
さすがモデル!綺麗だよね〜

零奈
ありがとう〜。

明菜
何あれ…ムカつく…
調子乗ってんじゃねぇよ…((ボソッ…

明菜
ねぇ、零奈〜トイレ行こうよ〜

零奈
うん、いいよ。行こう〜

零
(零奈学校来てたのか…あいつ…嫌な予感がする…つけてみるか…)

零奈には零という幼なじみがいた。零は成績優秀で運動神経もよく、イケメンでクラスの女子全員が好きになるほどだった…そんな彼にも秘密がある…それは彼が人間ではなく…吸血鬼であること。それは女子の中で唯一零奈しか知らなかった
女子トイレにて
明菜
零奈さ…調子乗ってるよね?

零奈
何?急に…

明菜
モデルとかしてさ…雑誌に載ったりして…ムカつくんだけど?

零奈
それを言うためにわざわざここに呼び出したの?あんたバカ?

零
っ…(やばい…最近飲んでないから…)

明菜
あとさ…零くんに近づかないでくれる?

零奈
何?私がモデルしてることと零になんの関係もないでしょう?あとさ…零は私の幼なじみだから…近づかないなんて…無理…あと、零は私の彼氏なんだよ…知っててそれ言うの?…バカじゃない?…言いたい事それだけなら…私行くから…

明菜
待てよっ!

予め用意していたのか水の入ったバケツを零奈目掛けて投げる。
バッシャーーン
零奈
っ?!きゃぁぁ

零
っ?!あの悲鳴…零奈か…

明菜
あははっ、ざまぁみろっての

零奈
何するの?!もう最悪!!

明菜
少しは頭冷やしなよ…

零
お前…零奈に何をしたんだ

明菜
れ、零くん?!何もしてないよ…

零奈
れ…零…

びしょ濡れになった零奈がふらつきながらトイレから出てきて
零
っ!!零奈!!

零
おい…お前…

明菜
っ!!な、なによ?

零
零奈に謝れ…水をかけたんだろ…

明菜
な、なんで私が謝らないといけないのよ

零
馬鹿か?お前が零奈に水かけたんだろ…謝れよ

零奈
れ…零。もういいから、明菜…もう二度と私に関わらないで…

明菜
ふんっ!あんたと関わる気なんて最初からないから!

零奈
零…ありがとう。

零
ったく…無理するな
………っ?!

零奈
零!!大丈夫?

零
わ、悪い…最近…血を飲んでなくて…我慢してたんだ…お前がびしょ濡れで目の前にいるから…衝動が…っ…………抑えられなく…

零奈
っ////…わ、分かった…いいよ、零
飲んで…私の血…

零
ここじゃ、人目に付く…授業サボって…帰ろう。もう、あいつとは会いたくないだろ。

零奈
う、うん。見たくないよ。明菜の顔なんて…零と一緒にいたい…

零
俺の家に来るか?

零奈
うんっ!!行きたいっ!

零
(可愛いな…ほんと相変わらずだな、零奈は)

零
なぁ…ほんと…いいのか?
飲んでも…

零奈
いいって言ってるでしょ?それに私が帰ってくるまでずっと我慢してたんだよね?だったら…満足するまで…飲んでいいから…零

零奈
飲んで…零…

零
っ…………悪い…零奈…

零奈
ひゃっ…

零
っ、可愛い…

零奈
んっ……////

零
痛いか…零奈

零奈
ううん、痛くない…大丈夫だよ。

零
悪い…優しくしたかったけど…お前が可愛すぎて…我慢…出来ないんだよ…

零奈
だ、大丈夫…我慢しないで…?零…

零
っ…バカ…そんなこと言ったら

喉の乾きと顔を赤くし照れながら話す彼女の可愛らしさに耐えられず……
自分のベッドへと押し倒してしまい
零奈
っ?!…きゃっ……れ、零…

零
悪い……でも…我慢できないんだ…

零奈
っ////……

先程噛んだ所とは反対の首筋を押し倒した状態で優しく舐めていき…
零奈
っ…ひゃっ……

零
可愛い…そうやって…俺を煽るから…我慢できなくなるんだよ…零奈

そう言うと…そっと噛みつき血を吸っていく…肌に触れる度に僅かに反応する彼女の可愛らしさに耐えられなくなったのか…無意識のうちに…牙を深くまで刺していき…
零奈
っ?!!…れ、零…だめ……ハァハァ…

零
っ……美味しい…ありがとな…零奈…ごちそうさま…

頭を撫で口端に付いた彼女の血を手で拭い勿体ないと思ったのかそっと舐め取っていく