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屋上へ向かう階段を登りながら 私はゆっくりと息をつく
名前で呼ぶことにも慣れてきた
et
昨日も話して楽しかった
今日も.....きてるのかな
そんなことを考える自分が 少しおかしく感じる
そして、小さく首を振った
ガチャ_____
扉を開けるとやっぱりyanくんがいた
yan
yan
いつものように明るく迎えてくれる
その声を聞いた瞬間
胸が少しだけ軽くなった気がした
et
yan
その無邪気な言葉に、少しだけ笑えた
et
yan
彼がふざけたように笑う
そして私は少しだけ肩の力を抜いた
yan
et
私は短く答える
それ以上は言いたくなかった
yan
そう言いながらも、彼はやっぱり 何も聞いてこない
その優しさに少しだけ安心する
et
yan
et
yan
彼の笑顔を見ていると
不思議と胸がざわつかない
それどころが温かい気持ちになった
彼女が少しだけ笑った
俺はその瞬間を見逃さなかった
少しずつでも変わってきてる気がする
まだ何も話してくれない
それでもいい
こうして隣で話すだけで
十分だと思った
昼休み終わりを告げるチャイムが鳴る
私たちは立ち上がり屋上を後にする
階段を降りる途中私は小さな声で言う
et
yan
彼が振り返る
その顔に動揺が浮かんでいた
et
私はそれ以上何も言わずに 教室へ向かった
でも、彼の背中を追いかける視線が
少しだけ暖かかった
『.....ありがと』
たった一言だったけど
その言葉が胸に残ってる
少しずつだけどetさんも 変わろうとしてるんだな
その小さな変化が
俺は何よりも嬉しかった