ー3日目 夕方ー
菊池 陽真
部員たちはテキパキと片付けに取り組む。
一颯はドリンクを飲みながら辺りを見渡した。
尾瀬 一颯
菊池 陽真
桐山 凌
桐山 凌
菊池 陽真
菊池 陽真
その時、
関 千紘
と、千紘の驚いた声が体育館に響く。
桐山 凌
尾瀬 一颯
菊池 陽真
3人はスマホを片手に電話をしている千紘の元へ 駆け寄った。
菊池 陽真
桐山 凌
関 千紘
千紘は通話をスピーカーにした。
画面には「水木陸」と表示されている。
桐山 凌
水木 陸
尾瀬 一颯
水木 陸
水木 陸
桐山 凌
菊池 陽真
水木 陸
桐山 凌
水木 陸
水木 陸
菊池 陽真
桐山 凌
水木 陸
尾瀬 一颯
菊池 陽真
水木 陸
桐山 凌
桐山 凌
陽真は陸の肩にポンっと手を置いた。
菊池 陽真
菊池 陽真
尾瀬 一颯
菊池 陽真
桐山 凌
陸は唇を噛んで拳を握った。
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
関 千紘
水木 陸
陸は通話を切ってため息をついた。
襖を開けて部屋に入る。
部屋の中には布団の中で横になっている明里がいた。
涌井 明里
陸は明里の傍に腰を下ろした。
明里は体温計を差し出す。
水木 陸
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
明里は真っ赤な顔で大粒の涙を流した。
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
陸は思わず泣き顔にドキリと胸を高鳴らせる。
水木 陸
水木 陸
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
水木 陸
いや、いつも大人っぽく振る舞ってるだけなのか
責任感があって、頼りがいがあって……
でも、本当の明里さんは…
こうやって弱音をすぐ吐き出すような 女の子だったりして。
涌井 明里
涌井 明里
水木 陸
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
水木 陸
明里はそっと目をつぶった。
水木 陸
陸は明里の寝顔をじっと見つめていた。
水木 陸
水木 陸
陸はハッとして、ブンブンと頭を振る。
水木 陸
水木 陸
水木 陸
でも、もし
俺が明里さんに告白したら
明里さんは少しでも俺の方を見てくれるだろうか
こんなやり方、卑怯だろうか
水木 陸
"彼氏"がいるからって告白もできないなんて、 世の中不公平すぎない!?
水木 陸
水木 陸
水木 陸
その時、パチリと明里の目が開いた。
水木 陸
涌井 明里
明里はじー…と陸のことを見つめる。
水木 陸
涌井 明里
明里はゆっくりと体を起こした。
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
水木 陸
陸は慌てて周りを見渡す…しかし、どこにも凌の姿はなかった。
水木 陸
水木 陸
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
ドッキンッ………
水木 陸
涌井 明里
明里は陸にギュッと勢いよく抱きついた。
水木 陸
陸はかぁッと顔を赤くさせる。
水木 陸
涌井 明里
陸の首に手を回して、明里は強く強く抱きしめる。
水木 陸
水木 陸
水木 陸
最低なことをしてしまいそうだ__
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
水木 陸
涌井 明里
明里はむぅ、と頬を膨らませた。
涌井 明里
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
明里の目からぶわっと涙が溢れてきた。
水木 陸
涌井 明里
水木 陸
水木 陸
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
明里はぱあっと顔を明るくさせて、目をつぶった。
水木 陸
水木 陸
……でも、1回くらい
俺だって明里さんに触れたい
凌と付き合ってる、なんて知るものか
誰も見てないんだ。
1回くらいいいだろ!
陸は明里の口元を手で塞いでいた。
涌井 明里
水木 陸
陸は乾いた笑いを零しながらゆっくりと明里から手を離す。
できるわけないだろ、そんなこと
水木 陸
正々堂々、勝つって決めただろ
こんな卑怯なやり方をするなんて 俺は俺を許せないだろう
涌井 明里
水木 陸
そして何より
明里さんが俺を凌だと思い込んだキスなんて
なんの意味がある?
虚しくなるだけだ
水木 陸
水木 陸
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
水木 陸
水木 陸
その時、勢いよく襖が開いた。
桐山 凌
凌が慌てた様子で抱き合っている2人を見つめる。
桐山 凌
コメント
3件
最悪なタイミング... 気になるーーーーーー
ハート1000を1001にしてしまった罪悪感
やば?!展開が気になりすぎる。。。笑