レイン
レインはぐったりと 椅子の背にもたれかかった
今日は仕事も特に 入ることは無かったから 睡眠時間をたっぷり取ろうと 思い柔らかなベットに ごろりと寝転んだ頃
同室の友人のマックスに容赦なく 叩き起され引きずられるように とある一室に連れられたかと思ったら 扉を開けるとパンッ!と豪快な音と共に 誕生日を祝われたのだ
そこにはマッシュとフィンだけでなく いつも一緒にいるランス・クラウン 達までもが自分の誕生日を 祝ってくれたのだ
そのあと当たり前のように椅子に 座らされマッシュ達はせっせと 料理を運んでくる
食べて飲んで会話をして、朝から 夜までここにいるんじゃないのかと 思ってしまうほどその一室の中は どんちゃん騒ぎだった
料理も平らげ遊び疲れたところで 解散、レインはマックスと自室に 戻った途端空気の抜けた風船のごとく 体から力が抜け落ちたのだ
レイン
マックスは調べ物があるからと 行ってしまいレインは椅子に もたれたまま天井を見る
すると、近くの扉が ガタンッガタンッと揺れた
レイン君いますか?
自分のことを君付けするヤツは 1人しかいない、とレインは息を吐く
レイン
ガタンッッ!
マッシュ
マッシュ
扉と壁の連結部分の片方がガタッと 外れ開いたかと思えば いつも見ている顔が覗いた
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
レイン
両手でカップを持ち ゆっくり口につけズズっと口に含むと マッシュは顔を顰めた
マッシュ
ローブの中に手を入れ テーブルの上にポンっと塊を置く
レイン
レイン
レイン
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
マッシュ
マッシュ
自分をプレゼントというのは 何だか気恥ずかしくて顔を背けて マッシュは言った
レイン
マッシュ
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
マッシュ
急に体を引き寄せられたことで マッシュの頭上にはハテナが出現し レインを見る
レインはそんな困惑してますオーラが 出ているマッシュを見て 目元で楽しげに笑う
レイン
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
ギシッ…
マッシュの両手首をやんわり掴み 顔を寄せ小さくキスをする
マッシュ
マッシュ
たった唇を重ねるだけの浅いキス だけでも出来上がってしまう マッシュを愛おしいなと思いながら レインは小さく呟いた
レイン
大事に、な…
コメント
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好き❤️ 吸血鬼の続き早く見たいです!