テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
優璃
悲鳴嶼行冥
………まただ。また誰か来た。しかも……
優璃
悲鳴嶼行冥
優璃
優璃
この人、あの蝶々と、生意気な子供とは違う………。なんだろう………
優璃
悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼行冥
あの人よりも大きな手が、少しずつ近づいてくる
ちょっと怖い………。けど……
優璃
悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼行冥
優璃
悲鳴嶼行冥
……食べ物でつってきますか…。しかも大きい……。
悲鳴嶼行冥
ああ、この人は他の二人とは違う。私のことを本当に心配している。………でも、私は…………
優璃
私は悲鳴嶼様からの包み袋を受け取り、部屋に戻った。 そしてとある部屋に、入った
優璃
小さな祭壇。線香を灯し音を鳴らす。祈りを忘れたことはなく、毎日同じことをする
優璃
優璃
優璃
優璃
何をしても変わらない。いつまで経っても、母上の元へ辿り着けない。なんで……、なんで…………? 涙が止まらない。いくら拭いても溢れてくる。本当に、私は………
悲鳴嶼行冥
……なるほど。あの子供は、自分の母親を慕っていたと…。 母親に逢いたい……。だから何も口にせずに死のうと…………
悲鳴嶼行冥
何かが飛来してくる気配を察した。 針のようなものが頬を掠め、背後の壁に突き刺さった
悲鳴嶼行冥
優璃
悲鳴嶼行冥
気配を悟られぬよう玄関をでた。 その後、数回に渡ってヒュン、ヒュンと魚の骨が壁に刺さる音が何度か聞こえた。
外へ出た後、掠めた頬に触れると、僅かながら血が滴ってきた。
悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼行冥