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こさめside
昨日見つけた、『立ち入り禁止』の廊下のことは、誰も口にしなくなっていた。
まるで最初から何もなかったかのように、病院には穏やかな時間が流れていた
窓から差し込む陽の光が病室を照らし、いつものように1日が始まった
🦈
病室の扉をガラッと勢いよく開けたこさめに、なつが眠そうな顔を向ける
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その一言で、こさめとなつの顔が一気に曇る
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その言葉だけで、病室の空気はガラッと明るくなった
午前中の検査は順調に進んでいた
採血を終えたこさめは、腕を抑えながら大きく息を吐く。
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すちせんせーは優しく笑いながら、採決後の注意を一人ひとりに伝えていく。
🍵
🦈
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🌸
みんなが頷き、病室へ戻ろうとした
その時だった
ピコンッ
廊下の奥で、小さな電子音が鳴る。
誰かが機械を操作したような音。
こさめは思わず音のした方は目を向けた。
白い壁の向こう。
昨日見つけた廊下とは別の方向だった
けれど____
ガチャ
重たい扉が閉まる音だけが聞こえた。
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🦈
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まにきも耳を澄ませる。
しかし、それ以上の音は聞こえなかった
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少しだけ気になったものの、そのまま病室な戻ることにした。
午後
検査を頑張ったご褒美に、6人は広場でトランプをして遊んでいた。
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🍵
🌸
穏やかな笑い声が広場に広がる。
その時だった
廊下の方から、小さく誰かの笑い声が聞こえた。
.
.
.
言葉はそこで途切れる。
聞き取れたのはそれだけだった
こさめは無意識に顔を上げる
🦈
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らんせんせーたちも一瞬、廊下は顔を向ける。
けれど、何も言わない
🍵
その一言で、またゲームが再開される。
さっきの会話も、すぐに笑い声へと溶けていった。
夕方。
窓の外は、茜色に染まり始めていた。
こさめは一人、中庭の勿忘草を眺めている
風が吹くたび、小さな花が静かに揺れる。
昨日みた白衣。
今日聞こえた電子音。
そして、さっきの話し声。
全部、気のせいなのかもしれない、
病院なんだから、先生たちが忙しいのは当たり前。
その思えば、不思議なことなんて何もない。
🦈
自分に言い聞かせるように笑う
その時。
病院のどこかで、また小さく電子音がなった。
今度は誰も気づかない。
夕焼けに染まる病院は、何事もなかったように静かな時間を刻んでいた。
コメント
1件
穏やかな日常の裏に、違和感が静かに積み重なっていくのが怖くて心地よかったです。トランプで笑い合う6人と、誰も気づかない電子音の対比が鮮やかで。こさめの「考えすぎやんな」という独白に切なさが滲んで、この平和が崩れそうでハラハラしました。昨日見つけた白衣の廊下との繋がりも気になります……。次が待ち遠しいです!