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審神者は本丸の最奥に位置する 避難場所、通称奥宮へ辿り着く 稲葉江は審神者を腕から下ろす
こんのすけ
審神者
乱藤四郎
こんのすけ
乱藤四郎
稲葉江
こんのすけと乱藤四郎を見送ると、稲葉江は奥宮の頑丈な扉を閉める
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
稲葉江は審神者の肩を抱く
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
二人は座敷の片隅で強く抱き合う
こんのすけ
ふと、審神者の持っている携帯端末に通信が入る
審神者
こんのすけ
こんのすけ
こんのすけ
審神者
こんのすけ
審神者
こんのすけ
稲葉江
通信はそこで途絶えた
審神者
審神者の身体が震え、涙を堪えている 主として、戦えぬ者として刀剣男士達の無事を祈る
稲葉江
ふと、稲葉江は審神者の名を呼ぶ
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
稲葉江
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
稲葉江
稲葉江
審神者
稲葉江
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
審神者
その瞬間 轟音が鳴り響く
審神者
稲葉江
審神者
審神者
そう言って立ち上がろうとする審神者の腕を、稲葉江が掴む
稲葉江
審神者
稲葉江
稲葉江
審神者
稲葉江
審神者
こんのすけ
審神者
こんのすけ
こんのすけ
審神者
こんのすけ
審神者
こんのすけ
審神者
審神者
稲葉江
稲葉江
こんのすけ
稲葉江
審神者
審神者
こんのすけ
こんのすけ
審神者
通信が再び切れ、座敷に静寂が訪れる
審神者
そう言って審神者は腹部に手を当てる
審神者
稲葉江
二人は固く手を握る 遠くに聞こえていた筈の 惨憺(さんたん)たる音が近づく
稲葉江
審神者
稲葉江
奥宮の戸が強い衝撃に軋み 戸の向こうから何本もの刃が刺さる 稲葉江はゆっくりと刀に手を掛ける
稲葉江
審神者
いよいよ戸が限界に達する 亀裂の向こうから、鬼共の眼光が覗く
審神者
審神者
稲葉江
奥宮になだれ込む醜い鬼共 稲葉江の背が、遠くなる 美しい刀の一閃が、鬼共の身体に走る
審神者
審神者は稲葉江の戦う姿を、凛として見守る 猛々しく刃を振るう愛しい人 審神者は今や少しの怯えもない
こんのすけ
審神者
審神者
こんのすけ
幾重にも及ぶ刃の舞踏は激しさを増す 稲葉江の身体に傷が重なる 初陣から帰ってきた姿と重なる 今やそこで狼狽することは無い
稲葉江
稲葉江の掛け声と共に銀色の一閃 が最後の鬼を斬りつける 稲葉江の荒い息の他に 物音がしなくなった
審神者
審神者
稲葉江
稲葉江
審神者
張り詰めていた緊張の糸が解れる その時だ
審神者
背後の壁が崩れる 禍々しい刃が──審神者に迫る
審神者
その瞬間 稲葉江の影が、審神者を覆った
稲葉江
審神者
審神者
稲葉江の左胸を、刃が貫いていた