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ピロンッ
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そう思い、スマホの画面を見ると…
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ポケットに入れていたスマホを取り出し、画面を開く。
今日
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そう思い、部屋のあちこちで何か面白いものがないか探していた。
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ガタッ…
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スバルの頭よりも高い位置から何かが落ちてきた…
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そう、自分に言い聞かせ分厚い日記帳を開く。
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20×× 6/15 親友の余命が残り2年らしい…。 親友には、嫁さんと俺の息子と近い年齢の女の子もいる。もう、手術とかでは治らない病気らしい…。あいつがいなくなったら、きっと残った家族は悲しい思いをしてしまう…。
俺も若くして妻を亡くし、1人で息子を育てきた…。 そのときに、あいつには世話になった。今度は、俺があいつに恩返しをしないとな…。 なんとかしてやりたい。
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数分後
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日記の内容は、父さんの親友(みこちのお父さん)の容態について書いてあった。
みこちのお父さんが徐々に弱っていってることがわかる。
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しばらくは、ほとんど同じような内容が続いていたのでそのページは飛ばし…
最後に書かれたページを開いた。
記入日は、俺の父さんとみこちのお母さんが再婚すると言われた日の2日前…。2ヶ月前くらい前だ。
20×× 4月8日 あいつは、もう長くない。 余命3ヶ月…。 娘には、このことは知らせてないらしい。
随分と衰弱していくあいつを見ると、亡き妻を思い出す。 妻には、何もしてやれなかった分こいつにはなにかしてやりたい。
今までも何かして欲しいこととかはあるか?とか色々聞いたが、あいつは何も無いと頑なに答えなかった。
だから、今回も何も言わないのだろうと思っていた…。
自分の代わりに、嫁さんと娘を支えてやって欲しい…。
そう言われた。
嫁さんの"夫"、娘のみこちゃんの"父親"代わりになって欲しい。
俺は、すぐにいいとは言えなかった。
あいつの嫁さんとも、長い付き合いだが…
そういう関係は、望んでいないし…
みこちゃんが受け入れてくれるとも思えない。
流石にこればかりは断ろうと思った。 それは、お互いの子供たちを大人の事情に巻き込むこと。 そして、俺がまだ亡き妻に悪いと思ってしまったからだ。
それはできない。と言おうとした…
でも、俺には断ることができなかった。
その日のうちに、嫁さんにも話が行き、ひとまずお付き合いという感じになった。
親友は、嫁さんとは離婚しないままでいる気らしい。
自分が死んだ時に、嫁さんに遺産が入るように…。
俺が思っているよりも、あいつはよく頭が回る。
ちゃんと、嫁さんのこともみこちゃんのことも考えてる。
俺の最高の親友だ。
ここで、日記は終わっていた…
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日記の1番後ろのページに何かが挟まっていた。
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紙切れの最初の方には、スバルへと書いてあった。
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スバルへ この日記帳、見つかっちゃったか…。 見つかった時用に、この紙切れに色々書かせてもらう。
まずは、ごめんな。
大人の事情なんかに巻き込んでしまって…
それに、再婚するとか言った初日からみこちゃんとの同居となっちゃって悪かった。
父さんは、みこちゃんとどう接すればいいか分からない。
幼馴染のお前となら、大丈夫だと思ったんだ…。
それと、みこちゃんのお父さんの話についてだ…。
あいつは、残り余命3ヶ月…
お前がこの日記をいつ見つけたかによるが、もうあいつは長くないんだ。
あいつには、みこちゃんに病気のことは言うなと言われていたが…
どうするべきか分からないんだ…。
大人なのに、情けないよな…。
だから、スバルに任せてもいいか?
もしも、みこちゃんをお父さんに合わせる決意が出来たら連絡してくれ。
父さんより
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コメント
3件
みこちとは、恋愛だけじゃなくて、家庭の問題も物語の中に入っていきます。 だけど、最終的に2人が付き合うかはわかんないー。 なんかねー、どう終わらせようかわかんないのよ。 アァァァァァァ。