僕がいつもの待ち合わせ場所に行くと
サラァッ
何も無いただの更地があった
ここにはいつも―
裁鬼のんの
夜乃木!
小道があった
建物もあった
裁鬼さんがいない…?
10:13
夜乃木渚
ヤバッ!遅刻だぁぁ!
英也先生
夜乃木、遅刻だ
夜乃木渚
すみません…
夜乃木渚
せ、先生…裁鬼さんって
英也先生
はぁ?
英也先生
何を言っている
夜乃木渚
…やっぱり
英也先生
とりあえず遅刻な
カァーカァー
…裁鬼さんはいない…
今日…星が綺麗
一つだけ大きく綺麗に光ってる
ゴォォォォォォォオ
「ぎゃぁぁぁぁぁぁあ!」
ドォォォォン
夜乃木渚
だ、誰!?
裁鬼のんの
いてて…夜乃木か?
夜乃木渚
う、うん…裁鬼さん?
裁鬼のんの
あぁ、そうだ
裁鬼のんの
裁鬼のんのだ
ハッ
僕、どんだけ
夜乃木渚
裁鬼さんの事好きなんだよ
バン
夜乃木渚
なんで!なんで…!
夜乃木渚
なんで俺は裁鬼さんに声をかけたんだよ!