彩叶
なおきり
シヴァ
何分、何秒たっただろうか、わからない。ただ、 俺とシヴァさんの息づかいだけが聞こえる。一分一秒がとても長く感じた。
がっかり、しただろうな。もうこの際全て話そう。
なおきり
全部全部、ありのままを話した。最後に「…ごめん、」とだけ言った。 どんな顔をしているのだろう。凄く怖い。それでも。向かなくちゃいけない。 現実を。受け止めなきゃならないなんて。
なおきり
ピチョン、と音がした。水、いや涙が俺の手に落ちたのだ。恐る恐るシヴァさんの方をみる。
シヴァ
なおきり
泣いていた。声一つ漏らさず、静かに涙を流していた。
なおきり
優しすぎた。その優しさが眩しくて、遠ざけたかったんだな…最低だよ…
シヴァ
シヴァ
ぎゅっと抱きしめられる。大きくて、暖かくて、優しい。
シヴァ
なおきり
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