A.M5:00
北斗
早く起きすぎたかな?
昨日の事を思い出して 全然眠れなかった。 あの横顔を思い出す。
着替えを済ませたら 下に降りた
下に降りると 母さんがいた。 こんな早いんだなんて思った。
北斗
おはよう。
北斗ママ
あら、おはよう。早いわね起きるの
北斗
それは母さんだろ笑
北斗ママ
そっか笑
こんな他愛もない挨拶をし
俺の1日が始まった。
ご飯を食べていても、 勉強していても 何をしていても。
思い浮かぶのはやっぱり あの横顔だった。
北斗
あっ、そういえば
連絡先交換したんだっけ?
連絡先交換したんだっけ?
そんな事思い出して。 連絡先を追加した。
北斗
、、きょうもと、たいが?
そうだ、昨日名前を言わず 話してた。 きっとこれはあの人の名前だろう。 今日会ってもいいだろうか?
北斗
あの、本日、お伺いしても宜しい
でしょうか?
でしょうか?
気付いたらそんな事を送っていた。 そう簡単には既読がつかないだろう
昨日と同じように、屋上へと 向かおうと思った。
ピコン
大我
ん、なんだろう?
余り友情関係がない俺が こんな時間にメールが入ることが無かった
“樹かな、“ふっか”? それとも“佐久間”?
と数少ない友人を想像して 液晶をタップする
すると、思った人と違う
上には追加ブロックの二択の文字と 1番左には。
大我
まつむら、ほくと?
頭にはてなマークが浮かんだ
思い出した昨日の人だ ID交換したんだっけな?
大我
なんだろう?
北斗
あの、本日、お伺いしても宜しい
でしょうか?
でしょうか?
今日?まあいっか
大我
いいよ、今日は家に来てくれない
かな?
かな?
流石に外で話すのは暑すぎだし 家に呼んだ
大我
〇〇公園から真っ直ぐ行ったら
突き当たり右に行って
そのまんま真っ直ぐ行ったら
マンションがあるから。
突き当たり右に行って
そのまんま真っ直ぐ行ったら
マンションがあるから。
大我
着いたら連絡して。
北斗
分かりました。
初対面なのに気付けば 誘っていた。