21gを笑う天使

文化祭以降そんなに 関わりはなかったが 気付けば死研のメンバーの 姿も見なくなってしまった。

刹那さんとは数回会ったが 瑠流について聞くと 風邪を引いてると言われた。

最初は信じたが あまりにも来なさすぎるため 再度会おうとしたが 露骨に避けられている気がする。

そう考えた私は暫く 刹那さんの様子を 観察してみることにした。

しかし案の定それに気付いた 彼女は行方をくらませてしまった。

途方に暮れていると 風祭さんを見かけたので 思い切って話しかけてみた。

私は何だか不穏な空気を 感じ取ったが、一先ず 彼女の言葉に従ってみた。

彼女はニヤリと笑い言った。

目の前で友達である筈の 人間の命を笑う彼女は 悪魔のように見えた。

逃げ出したい... そんな空気の中、 私は聞けるのは今しかないと 思い彼女にあることを聞いてみた。

すると彼女は急に 真顔になって言った。

カッとした私は 風祭さんを叩こうとした時 横から私の手首を 誰かが掴んできた。

そして私は贄川という男子に 引っ張られ美術室へ 押し込められた。