九月の下句、 君に会う
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s y o u
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s y o u
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s y o u
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s y o u
僕の「大好き」を聞くと、いつも 顔を歪ませる君
i mu
s y o u
そんな君が、血まみれで倒れていた
薄暗い、不気味なところで
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s y o u
i mu
i mu
s y o u
名前を呼ばれ、 少し動揺する
s y o u
s y o u
s y o u
i mu
s y o u
s y o u
s y o u
思わない質問に 戸惑う
心臓の鼓動が早くなる
i mu
s y o u
s y o u
s y o u
そう言って君は、 ゆっくりと瞼で瞳を隠した
とっさに出た優しい笑みも、 口角が下がり、「無」そのものだった
あぁ、何で言わなかったんだろう
僕も、しょうちゃんのこと 「愛してる」の意味で大好きだって、
i mu
s y o u
i mu
i mu
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僕の涙が、君の頬にこぼれ落ちる
物語みたいに、目覚めてくれたらいいのに、
嘘だよって、言って欲しい
またいつもみたいに、 笑ってほしい
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そう言って、君の口に、優しくキスを落とした
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僕は、その場を 走って去った
i mu
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辺りを見渡す
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あの時、君と見た花
僕はそれを、そっと摘んだ
i mu
僕はそれを、口に運んだ
i mu
突然の吐き気、気持ち悪い
味も、美味しいわけが無い
i mu
それでも、食べ続ける
i mu
傍から見たら、 ただの狂人だ
でも、でも僕は、 大好きな人に会いたいだけなんだ
i mu
その場にうずくまる
i mu
根本を食べれば、死ねるだろうか
…そっと、根っこから摘んであげた
i mu
口へ自然と手が動く
i mu
それを頬張った
i mu
痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い
苦しい、辛い、
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目の前に舞っている、 赤い花びらがぼやけていく
意識が遠のいているのだろう
i mu
そのまま、僕は 完全にこの世から 居なくなったことを感じた
それと一緒に、 見覚えのある影が、うっすらと見えた
大好きだよ
空にいる君には、 この言葉が届かなかったみたい
だったら、直接伝えに行く、 それだけだ
ヒガンバナの花言葉 「悲しい思い出」
꒰ঌ e n d ໒꒱