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自分が中1の頃の話です。
休み時間中、特にすることが無かったので自分の席でイラストを描こうと思い、スケッチブックを机の中から取り出しました。
好きなキャラクターでも描くか、と思い、シャーペンで下書きをしながら配置を考えていました。
自分は一番前の席だったので、顔を上げると消えていない黒板が目に入ってしまいました。
時計を見るとまだ休み時間が始まって2分も経っていませんでした。 時間はまだあったし、今日の日直が教室にいなかったので、しょうがないから自分が教室消そうと思って席を立ちました。
黒板の上の方まで消そうとジャンプしていたらお腹がチョーク入れにぶつかり、チョークを落として1本割ってしまいました。
竜
しゃがんでチョークを拾っていると、同じクラスの竜(リュウ)から声をかけられました。
竜
言われた通り立つと、「ちょっと失礼ー」と自分は背中をパンパン叩かれました。
竜
チャイムが鳴り、竜は自分の席に戻っていきました。 自分はスケッチブックをしまい、次の授業で使う社会の教科書を机の上に出しました。
場面転換
竜
4時間目の授業が終わり、給食当番の人達が準備をしています。 手を洗おうと廊下に出た時、自分はまた竜に声をかけられました。
竜
竜はポケットからティッシュを出して、自分のスカートに付いていたチョークの粉を落としてくれました。 ぼっちで仕事をしていた自分のことも気にかけてくれていました。
竜
じぶん
竜
じぶん
竜
竜は教室で友達と話していた風間に声を掛けに言ってくれました。
竜
「業さんサンキュー!」という風間の声が手洗い場まで聞こえ、竜はまだ並んでいる自分のところに戻ってきました。
竜
じぶん
竜
じぶん
竜
じぶん
竜
じぶん
この時の出来事は自分が竜を好きになるきっかけの1つでした。 自分は単純な人間ということです。