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くーき
ハセ
くーき
ハセ
資料館の休憩室
ボク達は、それぞれ調査したことを伝えあっていた
他の3人がそれぞれ調査したことを話し終え、ボク達は収穫がなかったからそれを正直に言い、最後はレイナとなった
レイナ
そう言いながらレイナは、机の上にメモを取り出した
レイナ
その時、太鼓と笛の音が聞こえると共に、いきなり当たりが黒い霧に覆われた
リド
ウミ
そう考えながら咄嗟にぬいぐるみの振りをする
辺りを見渡すが、隠れられる場所はなかった
そのため、全員がその場にとどまっていると、展示で見た鬼が現れた
ウミ
現れたと同時にレイナが殺られる
ナギ
ナギがそれを見て叫ぶと同時に、金縛りが溶けたかのように全員散り散りに走り出した
ナギはレイナの死体に手を伸ばしたが、それをソウが引っ張る
その顔が、何か過去のことをフラッシュバックでもしたかのように青くなっていた気がしたが、ボクも慌てて逃げたので、それはあまり分からなかった
リドも、反射的にボクを持ち上げて走り出す
ウミ
リド
リドに下ろされると共に、何か憑依して戦えるようなものは無いかと記憶を探る
リド
ボクがそのまま猫の姿で突っ込もうかと考えている時、リドが近くに置かれていた消毒液のボトルをぶん投げた
リド
その消毒液は鬼の体をすり抜け、そのまま壁に当たる
リド
ウミ
そのまま3人と同じように鬼に背を向けて逃げる
ウミ
ウミ
リド
そんなことを考えていると、リドが話しかけてきた
ウミ
リド
ウミ
リド
ウミ
ボクがそう言うと、リドは少し何か考え込むような仕草をする
リド
ウミ
リド
リド
ウミ
リド
ウミ
リド
ウミ
リド
ウミ
言い切る前に、リドは後ろを振り向いた。が、
リド
そこに鬼の姿はなかった
この間も、辺りは暗いし、笛と太鼓の音も聞こえる
ウミ
リド
なるべく足音を立てないように来た道を戻る
リド
戻った時にそれが目に入り、リドがそっと元の場所へ戻す
ウミ
そんなことを言いながら話していると、霧が晴れた
ウミ
いつの間にか、笛と太鼓の音も止んでいる
リド
ウミ
リド
リドがそう言いながらポケットを探るが、その動きがピタリと止まる
ウミ
リド
リド
ウミ
そのまま待ち続けて数十分…
ウミ
リド
ウミ
リド
資料館の外は整備された道路以外に遊具も何も置かれていない公園のような場所だった
ウミ
リド
ウミ
リド
ウミ
そのままボク達は一旦、天界へと戻った
リド
天界に戻り、いつもの姿に安心してるリドを連れてもう一度下界に戻ろうとする
リド
ラーク
リド
リド
ラーク
リド
リド
ラーク
リド
そんなことを話しながら、ボク達は外へと出た
外に出ると、リドがスマホを取り出して言う
リド
ラーク
数分後…
電話を終えたリドが戻ってきた
リド
ラーク
リド
リドの家から資料の入ったファイルを回収して、待ち合わせの時間5分前に店に着く
ラーク
リド
ラーク
物凄く以外だったので、驚いて少し大きな声が出た
リド
ラーク
ラーク
リド
そう聞くと、リドはボクからそっと目を逸らす
ラーク
リド
リド
リドはそう言うと、眉間に皺を寄せてため息を着いた
ラーク
出された水をクルクル回しながら言う
リド
ラーク
ラーク
後輩との距離感も分からず苦労してるんだろうな〜と、他人事のように思う
そうしていると、例の後輩らしい人達が入ってきた
シド
ハズキ
ラーク
2人の顔に見覚えがあり、思わず声が出る
ハズキ
シド
片方は気づいたのか、ボクの方を見て固まる
ハズキ
ラーク
シド
ハズキの言葉でボクが誰だか思い出したようで、シドも驚いたようにボクの事を指さして言う
ハズキ
シド
初対面のはずなのに親しそうにしているボク達を見て、リドが混乱したように言う
リド
驚いているせいか、普段の外用の言葉遣いが剥がれていた。いや、2人の前では普段からこの口調なのかもしれない
ラーク
勝手に想像してモヤる
シド
リド
ハズキ
ラーク
ラーク
笑顔で自己紹介をしながら、そっと席に座る2人を見る
ラーク
最初に会った時の状況を思い出しながら、コップに入っている冷たい水を飲んだ
リド
リドがそう言うと、2人の間に緊張と期待が走った。恐らく、初めての事件なのだろう
リド
口調が柔らかいリドに、先程は驚いて素が出ていただけかと何となくホッとする
ラーク
そんなことを考えながら、そっと事件に着いて説明しているリドを見る。その顔には、笑顔が張り付いていた
リド
シド
リド
下界で取ったメモを取り出そうとしているリドに、自分の嫉妬心は無視して言う
ラーク
リド
メモを取り出す動きがピタッと止まる
ラーク
自分の嫉妬心は押し殺し、笑顔を作って言う
視線を彷徨わせながら脂汗が滲んでいるリドを見て、チラリと後輩たちの様子も見る
いきなりこんな事言い出されたら迷惑だろうなと思いながら見ると、以外にも、その顔に迷惑そうな表情は浮かんでいなかった
それどころか、妙に納得したような顔をしている
ラーク
ラーク
ハズキ
シド
いきなり話に出された2人は何故バレたとでも言いたげな顔でこちらを見る
考えていることが顔に出やすいのだろうか。分かりやすい
リド
リドは少しため息を着いてからまた説明を再開した
リド
リド
リド
いきなり淡々とした話し方になるリドに対して、2人は驚いてはいたが、嫌悪感は無かった
ラーク
念の為、おちょくりも込めて補足説明をする
ハズキ
ラーク
リド
シド
ラーク
ハズキ
ラーク
リド
ハズキ
リドから資料を貰ったハズキは、早速読み始めた。真面目なのだろう
シド
ハズキ
そんな2人を見て、クスリと、笑みがこぼれる
その後、それ以外にも説明をしたり打ち合わせ等をして、結果的に2人も次は一緒に下界へ行くことになった
ラーク
シド
ハズキ
ラーク
シド
ハズキ
2人が店を出る
ラーク
そう言うと、リドはいきなりボクの頬をつまんだ
ラーク
リド
ラーク
咄嗟に嘘をつく
リド
そう言うリドの目は、ボクの目を真っ直ぐと見つめていて、全部バレている気がした
ラーク
リド
ラーク
リド
ラーク
リドには素を晒して欲しいが、自分は晒したくないため、秘密にする
リド
ラーク
リドは、ボクの頬をつまむ力を強めた
ラーク
リド
パッと手を離される
リド
ラーク
リド
ラーク
リド
そしてボクは逃げるように席を立った
その後、2人で店を出て、途中まで一緒に歩く
リド
ラーク
リド
ラーク
リド
ラーク
そう言うと、リドがずいっと小指を出てきた
ラーク
リド
リドがやりたいことを察し、ボクの小指を絡ませる
リド
ラーク
リド
少し笑いながら言うと、リドは自分からやったくせに恥ずかしそうにしながら言う
リド
ラーク
リドは、先程まで絡めていた小指を見ながら言った
リド
ラーク
ラーク
ボクの質問はスルーして、リドは更に説明を続ける
リド
ラーク
ラーク
リド
ラーク
リド
ラーク
そう言いながら、ふと自分の小指を見る
ラーク
リド
ラーク
リド
ラーク
そうしてリドと別れると、ボクは一人暮らししている自宅への道を歩き始めた
ラーク
ハセ
くーき
くーき
ハセ
くーき