放課後の教室
今日も一緒に帰ろうと
誘おうとしていた
まだ一度も帰れてはいないが
一人じゃないのは分かってた
悠仁と一緒に居るのかと思って
宿儺
伏黒
宿儺
伏黒
恵と
キスしてる何て
一切思っていなかった
五条
夏油
五条
夏油
夏油
五条
夏油
俺は宿儺の事が好きだ
一目惚れ何て俺とは無縁
そう思っていた
けど
全然無縁じゃなかった
俺は
彼奴の顔を見た途端
鼓動が今までにないくらい脈を打って
全身が熱くなって
他の奴ら何か目に映らなくて
ああ、これが一目惚れか
俺の目の前から消えた時に
そう気付いた
五条
五条
夏油
夏油
五条
夏油
五条
夏油
うわ、コイツ話逸らした
五条
五条
夏油
五条
夏油
五条
夏油
五条
五条
五条
五条
夏油
五条
簡単に伝えられれば
どれだけ楽な事か
言えるならとっくに言ってる
夏油
五条
夏油
夏油
五条
夏油
夏油
五条
五条
夏油
夏油
夏油
五条
傑が教室を出た
このまま誰も居ない教室に居ても
時間が無駄になるだけだし
帰ろ
荷物を持って俺は
宿儺が居る教室に向かった
あんな事になってるなんて
1mmも思わないまま
今日こそ一緒に帰るんだと意気込んだ
教室から宿儺が出てきた
頬が少し赤い
それは
頬が赤いのは
恵とキスしたから?
好きなヤツとキスしたから?
アレがファーストキスじゃねぇよな?
そんなの
絶対に嫌だ
恵でも
それだけは
駄目だ
五条
宿儺
五条
五条
宿儺
宿儺
五条
その後も手を離せやら何やら言ってたけど
全部無視してやった
逃げれないように
握る手首に力を込めて
空き教室のドアを開けた
それで
そのまま
宿儺を壁に追いやった
五条
五条
宿儺
五条
五条
宿儺
宿儺
五条
五条
五条
五条
五条
五条
五条
宿儺
五条
宿儺
五条
五条
宿儺
宿儺
五条
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
五条
五条
宿儺
宿儺
五条
五条
五条
五条
五条
やべ、柄にもなく泣きそう
だってこんなにさ
好きにやったやつの好きなやつが
従兄弟だなんて
ひでぇよな
好き、好きなんだよ
でもどんなに好きでも
想いを伝えても
もう無駄何だ
けど
それでも俺は
諦めきれない
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
五条
五条
五条
五条
五条
五条
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
五条
五条
つまり
宿儺が恵の事好きってのも勘違いで
俺の思い違い
しかも
多分コイツ
いや、多分じゃねぇ
コイツ絶対
俺の事
好きだな
五条
宿儺
五条
五条
五条
五条
宿儺
宿儺
五条
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
五条
宿儺
宿儺
五条
五条
宿儺
確信した
やっぱコイツ俺の事好きだな
俺だって、好きだ
大好きだ
コイツの全部が
愛おしく思える
眉を寄せてムッとする顔も
今なら、
もしかしたら
素直になれるかもしれない
五条
五条
五条
五条
宿儺
五条
五条
五条
五条
宿儺
宿儺
宿儺
こくこく頷いて
ずっと握っていた手首を離した
凄い赤くなってる
けど、罪悪感なんて一切無い
逆に嬉しい
俺の触った後がついてる
凄く嬉しい
ぼんやりそんな事を考えていたら
宿儺に胸倉を掴まれた
ぐっと顔を引き寄せられる
あ
目
綺麗
視界が紅で埋まる
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
宿儺
五条
体が勝手に動いた
本当に
名前を呼んだのも無意識で
でも
抱き締めたのは
キスをしたのは
俺の意思
宿儺
五条
普通のキスじゃ足りなくて
舌を入れてみる
俺のと同じくらい
いや、俺より
熱い
宿儺の腕が俺の背中を回る
強く、強く握ってきて
きっと今目を開ければ
潤んだ紅色が見える
五条
宿儺
五条
宿儺
食べたい
可愛い
一回素直になれば
こんなに素直になれる
けどやっぱり
それまでの道のりは長かった
何度も舌を入れるキスを繰り返す
多分、10分くらいたった
流石に長いと背中を叩かれたけど
力が全然入ってなくて
既に腰が抜けていた
自分のキスでこんなになったと思うと
何だかとても
可愛らしい
宿儺
宿儺
五条
五条
五条
五条
宿儺
五条
宿儺
宿儺
五条
手を握って
笑いあって
もう一度キスをした
コメント
4件
美味しいでぇす!!!
うわぁァァァ!!! アリガトぉぉぉーございますぅ!!
あら愛おしい( ◜ω◝ )