沖田は肩に軽い切り傷を負っていたものの、他は大きなケガもなく済んだ。
葉奈
……ちゃんと座って。動かないで

沖田
フッ、大げさですねィ。これくらい俺からしちゃぁかすり傷だってのに

葉奈
(デコピン)

沖田
でっ……!

葉奈
まだふざけられる余裕があるってことは元気ってことね。よかったわ

葉奈は救急箱を開き、ガーゼと消毒を取り出すと、
沖田の制服の上着を静かに脱がせて肩口に手を添える
沖田
あッ、ちょ、ちょっと……は、はは葉奈さん、それ以上脱がすのはさすがに……

葉奈
ハァ??傷、見えないと処置できないでしょ。何考えてんのよ笑

沖田
お前が目の前にいて着物姿で、しかも顔がそんなに近いからこっちまで緊張するだろーが……、どうしてくれんでィ

葉奈
ノーコメントとさせてもらうわ。でも、……ありがと。さっき助けてくれて

沖田
痛っ!!

沖田
お前が無事ならそれでいいでさァー。……俺が護るって決めたからな(ケラ

葉奈
……私も。そーごのことちゃんと護ってみせる。何があっても

沖田
……あ、そういえば、任務中に言ってた“お礼”ってやつ

葉奈
……えっ、覚えてたの?

沖田
もちろんでさァ笑。キスくらい、してやるって言ったよな?ニヤ

沖田がわずかに身を乗り出し、そっと彼女の頬に口づけを落とす
沖田
(チュッ)

葉奈
!!///

沖田
……今ので、少しだけ回復した気がしますねィ笑笑!!

葉奈
……もう、調子いいんだから……///
