｢ “普通”ってなんですか、？｣

ずっと

消えたかった。

皆と俺、何が違うんだろうって

母の言う普通と

皆の"当たり前"

俺は、

俺は...

自由に生きてはいけないんだろうか。

無性に涙を流したくなる時がある

それはきっと、

何もかもか嫌になって

心がぐしゃぐしゃに掻き乱される。

そのような感覚があるからだろう。

科学的に根拠もない理論を

何故俺が見つけなければいけない。

答えは皆様々なのに

ならもう一度

自分を殺したいっ、

でもそんなの出来っこない

公園に現れる

1人の少女

いつも1人でいる子に声をかけ

一緒に遊んでくれる心優しい女の子

でも

大人になるにつれ

消えていってしまう。

昔、ある女に出会った。

見た目は13くらいの女の子

桃色のボブカットに

緑色の瞳が特徴だった。

俺の今の格好も、

きっと桜に影響されたのだろう。

あいつが笑うと、

なんとも言えない気持ちになる

今なら分かる

きっとあれは"恋"という気持ちだった

その日

部活で遅くなってね。

もう夜の時間帯で、あたりは真っ暗

なのに習慣でこの公園に来ちゃったの。

...

その時私は

ｷｯｷｰﾂﾂ

《 ﾄﾞﾝｯ 》

信号無視した車に跳ねられた。

ふと道路の隅を見ると

1つの花束が置かれている。

君が公園に向かって行く後ろ姿

俺はただその背中を見つめることしか

出来なかった。

俺は隅の花束を取る。

今は夏だ。

しかし、花束は全て桜で構成されている

それから二度と

桜子は俺の前に姿を現さなかった。

きっと願いを叶えるよ。

俺の初恋の相手へ___

届くよう。

♡=1000