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愛をください～In the afterlife～

第33話 - 第32話いつまでも

2024年10月19日

#いれいす

#愛をください。

#愛されたい

#愛してください

#いむくん

瑠衣

いつまでも

この幸せが、

楽しみが続くと思っていた

ﾊﾞﾀｯ

初兎

え、？

初兎

いむ、くん？

初兎

なぁ！

初兎

いむ、くん？

初兎

どうしたん？

初兎

きゅう、に、

初兎

起きてや、(ﾎﾟﾛ

初兎

救急車呼ばな、

初兎

､､､（手震

初兎

ちゃんと(ﾎﾟﾛ

初兎

早くせな(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

初兎

嫌だ、

初兎

嫌だ（泣）

初兎

死なせへんから、(ﾎﾟﾛ

初兎

死なせへんから！

初兎

ひとりで、そっちに行かせへんから!!!(ﾎﾟﾛ

初兎

だから頼む、まだ待ってくれ(ﾎﾟﾛ

初兎

頼む、(ﾎﾟﾛ

初兎

まだ行かんといてや、

初兎

まだ死なんといてよ(ﾎﾟﾛﾆｺ

初兎

これから楽しいことするやん、

初兎

約束したやん、（ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

初兎

やからまだ、(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

初兎

死なんといてや

初兎

お願いや、(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

初兎

死なせへん、絶対に!!!

初兎

嫌だ、(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ないこ

もしもしー？

ないこ

しょにだ？

ないこ

俺今仕事中だよ？

いきなりの電話でびっくりした

あのしょにだがこの時間にかけてくると思ってなかったから

初兎

あ、ないちゃん（声震

ないこ

､､､

嫌な予感がした

何かを失いそうな嫌な予感が

初兎

あのな、？

ないこ

､､､ｯうん

初兎

イムくんが、(ﾎﾟﾛ

初兎

イムくんと、一緒に帰ってな、

ないこ

うん、

初兎

イムくんが倒れた、(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ないこ

､､､え、？

ないこ

いや、なんで、

初兎

分からへんのよ、

初兎

いきなり倒れて、(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

初兎

救急車もまだ来てへん

初兎

どうすればええねん、(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

初兎

隣にいたのに、気づけなかった、(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

初兎

なんで、(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

初兎

兄失格や、

ないこ

､､､そうかもね、

初兎

､､､(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ないこ

俺も兄失格だな、

初兎

なんで、？

ないこ

だってしょにだ1人のせいじゃないじゃん

ないこ

俺たちの責任でもあるから、

ないこ

後どのくらいかかる？

ないこ

兄貴達にも伝える

ないこ

後どのくらいかかる？救急車

初兎

あと三十分、

初兎

でも、間に合わない状況だったら、

ないこ

､､､そんな状況？

初兎

うん

初兎

もう、分からへん

初兎

多分意識があんまりないんよ、

初兎

生きているので精一杯やと思う、､､､

ないこ

､､､今そっち向かう、

初兎

え、仕事は？

ないこ

抜ける、

初兎

でも、

ないこ

そんな場合じゃないじゃん！

ないこ

今、仕事優先してほとけっち死んだらそっちの方が

ないこ

自分のことをさらに憎んじゃう、

ないこ

まある命、できることをやりたいって思って当然でしょ！

ないこ

だってまだ、何も出来てないからね

初兎

､､､ありがと(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ないこ

うん、

ないこ

すぐ着くし着いたら病院連れていこ

初兎

救急車は？

ないこ

間に合わないから、俺がたまたま返ったから連れていくって言っとく

初兎

わかった

ないこ

しょにだは、状態見てて、

初兎

うん、

ないこ

､､､大丈夫、

初兎

ｯ!?

ないこ

大丈夫、

ないこ

しょにだひとりで責めることじゃないよ

ないこ

責める時は、一緒ね、

初兎

ｯ!!

初兎

､､､うん！

ほんとあいつは、そういうやつだ

全部をひとりで抱え込む

いむのことは、なんでも知ってる

よく、無理する癖、誰よりも頑張るとこ、辛くても自分の意思を曲げないとこなんでも知ってる

今まであんなに嫌なことされて

それなのにほとけっちは、優しいから

全部を自分のせいにするから

今までしてきたことをなかったことにしてくれるか、

だから、

消えちゃいそうで怖くて

自分のしてたことに後悔して

自分を許せなくなる

今まで許せないことしてたんだよ

でも、いむは、何も無かったかのように

今は、本当に幸せにできてるかもわかんないのに、

それでも幸せって大丈夫だってニコニコ笑って

確信のない大丈夫を過信しすぎてた

兄失格だ

ちゃんと見てれば異変だって気づけたはず

でも深く知ろうとしなかった

いむの心の奥を見ようとしなかった

前みたいにいむは、大丈夫と勝手に決めつけてた

いむが優しいから、だから自分の醜さが目に見えるんだ

俺は、今行かないと多分ずっと自分のことを恨んじゃう

ここで、いむを失う訳には、いかないんだ、

もう何も失いたくない、

後悔しないように

もう誰も悲しまないように

いつまでも

この幸せが続くように

いつまでもずっと

いむと、死ぬ時まで

楽しむんだ、

初兎

耐えてや、

初兎

まだ、耐えて、

初兎

たすかる、よな、？

そんな言葉が口からこぼれた

初兎

大丈夫、助かる(ﾎﾟﾛ

初兎

たすかる、

初兎

たすかる、

この時気づいた

幸せは、いつまでもは、続かないんだ

どんなに関係が良くなったとしても、

幸せは、続かない

幸せは、透明なガラスの上にあることをどんなに幸せでも、大切な人がいなくなることを知った

いつまでも続く幸せなどないんだと

思い知らされた日だった

いつまでも[完]

愛をください～In the afterlife～

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瑠衣

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