没落伯爵令嬢は婚約破棄をひたすら願う
ガルドリア皇国皇太子、ジュリアンは、ことごとく、婚約破棄をしていた。それも、婚約発表パーティーで。
その修羅場を見るのを楽しみに、没落伯爵令嬢ソフィアは、せっせとパーティーに通っていたが、会場で、仮面をつけ身元を隠すゴシップ記者アルマンドと知り合う。
そんなある日、ついに皇太子の婚約者の相手がいなくなり、昔は、大貴族だった、ソフィアへ皇太子の婚約者候補の声がかかる。
その情報を得たアルマンドは、ソフィアへ密着取材を申しでる。
ソフィアは、次は、自分が婚約破棄され、注目をあびるのだと、密かに喜び、皇太子側と、ついでに、アルマンドの申し出を受け入れた。
そして、皇太子との見合いの日、同席していたアルマンドが、見合いを、しきり始め、皇太子も、どうゆう訳か、アルマンドの言いなりになる。
なんとなく、ソフィアが違和感を感じたその時、アルマンドのつけている仮面が、外れてしまい、ソフィアは、アルマンドの素顔を見てしまうが、皇太子ジュリアンと瓜二つだった。
仮面の男、アルマンドは何者か?はたまた、没落伯爵令嬢ソフィアは、望みどおり、皇太子から婚約破棄をされるのか?!