※いきなり本編始まります。
おんりー
朝は必ず、頭痛で目が覚める。
時計を見ると大体、
おんりー
頭痛がひどいため、二度寝なんてできず大体天気を確認する。
おんりー
咳が出ると、大体天気が悪い日。
病弱に産んだのは両親なのに…、
いや、あんなやつ親じゃないか。
そう、虐待されている。
まだ俺だけだから、不幸中の幸いと言ったところだろう。
おんりー
重い腰を上げ、俺はいつも通りリビングに降りた。
おんりー
誰もいない部屋に俺の声だけが響く。
たまに親がいるのだが、返してくれないくせに
挨拶をしないと怒られる。
おんりー
作り終わったサンドウィッチをお皿にのせ、ラップをかける。
数は6人分。
少し余った切れ端だけ口に放り込む。
おんりー
もうわかるでしょ?
拒食症。 文字通り食べることを拒む。
お腹が空かないわけじゃない。
でも食べると戻し、体力を削がれる。
体が運動したと勘違いし、喘息の発作が起きる。
兄弟の前で発作を起こしたら親に怒られ虐待が始まる。
過呼吸と喘息によって呼吸困難が起こる。
負のループの完成だ。
おんりー
またまた重い腰を上げ、階段を登った。
学校に行く準備をするも、どうも気が乗らない。
正直行きたくない。でも行かなきゃ怒られる。
学校でも家でも変わらない環境。
結局俺の居場所はないんだ。
だからネットに逃げた。
兄弟でチャンネルを開設し“ドズル社”として活動した。
でも同じことだ。
気にしちゃいけないとわかっても気づいてしまったら終わりのアンチ
家では虐待、学校ではいじめ、活動ではアンチ
俺がいなくなればどれだけの人が喜ぶのだろうか、と
考えなかった日はない。
コンコン
おんりー
おらふくん
おんりー
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
俺はおらふくんに手を引っ張られるがまま、またリビングへと向かった
おらふくん
おらふくん
母
おんりー
母
ドズル
父
いつも、自分が作ったみたいな言い方。
俺が作っているのに…
おらふくん
MEN
ぼんじゅうる
おらふくん
MEN
ぼんじゅうる
MEN
MEN
おらふくん
俺も今日は気をつけないとな、と思いつつ
右から左へと聞き流す。
おんりー
我慢しきれなかった咳が声に出る。
ぼんじゅうる
おんりー
おんりー
MEN
おんりー
どうせ吐くだけだ。
ガチャ
ドズル
ドズル
ドズル
おらふくん
母
ドズル
ドズル
おらふくん
母
おらふくん
母
ぼんじゅうる
母
母
ドズル
父
おんりー
やばいな、吸入しないと…ッ
どこ、だっけ…、
あった…!
おんりー
カチッ
おんりー
ガチャ
おんりー
おんりー
母
母
母
母
おんりー
急いで隠したから…ッ
ちゃんと吸えてなかったんだ…ッ!
母
母
ガチャ
おんりー
カチッ
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
エゴサしよっかな…、
ポトッ(スマホを落とす)
MEN
おんりー
おんりー
MEN
MEN
おんりー
おんりー
MEN
今の…、喘鳴、だよな。
おんりー
MEN
おんりー
MEN
おんりー
MEN
おんりー
MEN
MEN
自分も喘息で重いから…、なんていえねぇ
おんりー
MEN
おんりー
MEN
おんりー
MEN
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
バッシャーン
やっぱり…、という呆れの言葉しか出てこない。
mob1
この後はUターンして保健室へ向かう。
おんりー
teacher
teacher
おんりー
おんりー
teacher
おんりー
おんりー
teacher
おんりー
どうせ言っても何も変わらないんだから…
そんなことを思いつつ、教室の掃除もしなきゃいけないので
俺は教室に戻ることにした…。
菜々音
菜々音
菜々音
菜々音
菜々音
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コメント
4件
あ、好きなシチュしてる… 続きまってまぁす!!