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in地上 数十分前
五条悟
いやぁ、若いっていいねぇ
鈴鹿御前
良くない！！！！
天狐
よし、お嬢〜
天狐
もういいわよ〜
ぱちっ
悠華
う゛っ、太陽が眩しい…
悠華
……あの二妖何してんの？
悠華
空中散歩？
五条悟
ん？いやちが＿＿
鈴鹿御前
そうです！！
空中散歩です！！！！！
空中散歩です！！！！！
天狐
坊、黙ってなさい！！！
五条悟
え、はぁい
悠華
………
悠華
………
五条悟
？
天狐
何よお嬢、黙りこくっちゃってらしくないわよ
悠華
よくよく考えてみると私の人生残酷だったなぁって思って
馬頭鬼
え？
悠華
家族に心配をかけさせないためにわざわざ嫌われて、人体実験繰り返されて…
悠華
……今考えると本当に子供にやらせていい所業じゃないよね？
五条悟
そうだね
悠華
思い出になるほど綺麗な記憶が少ないのが残酷
悠華
まぁなんやかんや生きてるから良いけどさぁ
五条悟
…じゃあその綺麗な記憶って？
悠華
えー
悠華
まず伏黒家に居た頃でしょ、悟くんと海行って、東雲家脱出で天逆毎と悟くんに助けて貰って
悠華
…高専に来てからは毎日それなりに幸せだったと思う
悠華
…意外と綺麗な記憶ばっかりだ
悠華
…待って！！？？
五条悟
え？
悠華
私今すごく恥ずかしい事言わなかった！！？？
鈴鹿御前
えぇ！！！
鈴鹿御前
私は聞いていてニヤニヤしてきましたけど！！？？？
天狐
いつ気づくのかしらって思ってたのよね
五条悟
え、何が？
天狐
何って、
雷神
五条悟という人間が、全ての綺麗な記憶に関わってるのよ
五条悟
え、でも伏黒は＿
鈴鹿御前
関わっていたでしょう
天狐
それに、東雲家に行こうって決断したの、誰かに迷惑をかけたくないと思ったって言うのもあるけど
天狐
五条悟なら、家族を任せるに値する人物って判断したからよ
悠華
何で言うの！！！！
五条悟
は…マジで？
天狐
よくよく考えてみたらおかしかったのよ
天狐
お嬢が東雲に行ったらまだ小さい恵に全てを任せることになる、お嬢なら絶対その決断はしないって
鈴鹿御前
でもここに五条悟が加わったら綺麗に繋がるんですよね
五条悟
…それは僕が財力のある最強だったから？
天狐
…はい、お嬢！！！
悠華
はい！！！？？
天狐
何で五条悟だと良いのか！！！
天狐
理由を！！！！
悠華
え、え！！！！
五条悟
僕も知りたいなぁ
悠華
えっと、えっと、
悠華
…………
悠華
五条悟という一人の人間として、私達に真剣に向き合ってくれていたから…？
天狐
？がつかなければ満点だったわよ
五条悟
それは、恵に強くなって欲しかったからで
悠華
でも赤の他人の私達に向き合ってくれてたのは本当の事だから
悠華
はー、もう、恥ずかしいぃ
悠華
墓場まで持っていくつもりだったのに、
悠華
でもまぁ、強いって理由もあったけどね？
五条悟
…うん
悠華
父さんを倒せる人は母さんだけだと思ってたから…
五条悟
お母さん強し
悠華
だから本当に殺されたって聞いた時はびっくりした
悠華
あんなゴリラを、殺せる人間が！！？？って
五条悟
ゴリラってwwww
悠華
私の体術も父さんの見よう見まねでやってるやつだからさ、最強に通じて嬉しい！！
五条悟
……ねぇ、悠華はさ
五条悟
最強だから五条悟だと思う？
五条悟
五条悟だから、最強だと思う？
悠華
？
悠華
どっちも同じ意味じゃ…？
鈴鹿御前
五条悟故に最強か、最強故に五条悟か
鈴鹿御前
つまり、どちらが後付けされた方がってことですね
悠華
( ･･̆ )
悠華
…？？？
悠華
えぇ、どっちも違う…？
五条悟
は？
五条悟
え、選択肢を増やすなんてできるの！？
鈴鹿御前
まぁ、納得のいく答えが出てくるんなら良いんじゃないですか？
悠華
いや、この場合【五条悟だから最強】があってるんじゃない？
五条悟
…そうだよね、僕もそう思＿
悠華
術式は生まれ持ったものだから何とも言えないけど、無下限呪術だけを持ち合わせた人間は、意外と雑魚だったからね…
五条悟
六眼がない人間？
悠華
そう、東雲家の記述にそう書いてあったし、記述見た感じ私より弱い
悠華
五条悟が最強な理由ってさ、
悠華
①無下限呪術と六眼を同時に所持している
悠華
②恵まれた呪力量
悠華
③後天的な反転術式習得
悠華
術式と呪力量は生まれ持った才能だからなんとも言えないけどさ
悠華
破壊特化の無下限呪術を使いこなせてるのは六眼のおかげで、ただでさえ多い呪力量を六眼が更に使う呪力量をセーブしてる
悠華
その六眼だってある程度訓練しないと使いこなせないわけで、ましてや無下限呪術を誰かを守るために使用するとか、並の努力じゃ済まない
悠華
本来は破壊目的の術式なんだから
悠華
さらに、父さんに殺されかけた事で【後天的な反転術式の習得】を可能にした
悠華
反転術式を使える人間は限られてて、唯一使える同級生も何言ってるか分からないみたいな状況
悠華
でもそんなに中自分の感覚だけを頼りに習得した
五条悟
なんでそこまで知ってるの？
悠華
東雲はどこにでも居るからね
悠華
話戻すけど、五条悟は研ぎ澄まされた包丁みたいな人間で、並大抵の、それこそ想像も出来ないような努力を重ねた人間だったから
悠華
自他ともに認める最強になったわけで、元から才能はあれど最強な人間なんか居ないので、
悠華
…五条悟だから、最強という原理が成り立つのでは無いかと、思います……
………
馬頭鬼
…語ったね
悠華
……ｽｩｰｯ
悠華
恥ずかしい！！！！
悠華
こんなつもりじゃなかったんだ、ただ、分析が楽しくて、
悠華
えぇ、何言ってるか分からなかったでしょ、
悠華
恥ずかしいぃぃ
鈴鹿御前
でもその場合、五条悟だから最強の前に、(努力した)五条悟だから最強ってことになりません？
悠華
…え、努力しない人間なんか居ないんじゃないの…？
鈴鹿御前
えっ
悠華
え
五条悟
…あっはは！！！！
悠華
待って待って！！？？
悠華
いや、いくら恵まれた術式を持っていたとしても、自分を過大評価してなかったから、努力したってことじゃないの！！？？
悠華
なんか、なんか、
悠華
五条悟という人間はただひたすら、自分を満足させる為に術式を振るう変態みたいな人間だからさ！！？？
五条悟
え、貶された！！？？
悠華
貶してないよ！！！！
悠華
事実じゃん！！？？
鈴鹿御前
あはは！！！！
五条悟
うっ、グサグサくる…
悠華
え、えぇぇぇ
五条悟
…でもそっか、五条悟だから最強って認識は一緒だけど、中身がこんなに違うとは
悠華
…え、悟くんは、なんで五条悟だから最強って思ってたの…？
五条悟
…五条悟だから？
悠華
…分からない、悟くんの脳内で起こった思考が、分からない…
悠華
………
五条悟
？
悠華
今きっと夏油傑を思い浮かべながら悟くんは【五条悟だから？】って言ったと思うけど、
五条悟
……
悠華
…非術師を皆殺しにするなら悟くんより私の方が適任だと思う…
五条悟
え
五条悟
どうやって？
悠華
術師を1箇所に集めて大天狗の結界で閉じ込めて、日本ごと壊す…
悠華
天狐で大火災、風神で地方の方山火事にして、海坊主で大津波…
海坊主
やろうと思えば全然できるよ！！
悠華
今言った妖は対世界用だから…
悠華
対人間は鈴鹿御前、天逆毎などなど…
悠華
だから、悟くんみたいにちまちま虚式うって壊すより、天災の方が早い…
悠華
やらないよ、やらないからね！！？？
五条悟
…悠華がほんと、狂った思考を持ち合わせてなくて良かったぁ…
五条悟
危うく世界が終わるところだった
悠華
ちなみに、やろうとした主っていたの…？
天狐
…結構いるわね
鈴鹿御前
アレやばかったですよ、2代前のフリカムイ殺したアイツ
風神
あー、あのクソ
悠華
風神にクソと言わせるなんて、どんな人だったの…？
鈴鹿御前
初めは良い奴だって思ってましたけど、中身開けてみると生得領域は腐りに腐りまくってて
馬頭鬼
あの人間怖かったなぁ
悠華
そんななんだ…
五条悟
逆にいい主とか居なかったの？
鈴鹿御前
…まぁ、いるには居ますけど…
天狐
良い主に限って早死するのよね
鈴鹿御前
呪力の使い過ぎで寿命が縮みに縮んで10代で無くなった人間とか不慮の事故で無くなった人間とか…
天狐
だから今回も10代で死ぬかと思ったわよ
悠華
うぅ、ごめん…
鈴鹿御前
…あ
鈴鹿御前
そろそろあの2妖、降りてきますよ
悠華
りょーかい
バサッ
フリカムイ
ただいま戻り＿＿
悠華
ﾌﾝｯ!!!
ドカッ！！
鈴鹿御前
蹴った！！！！！
フリカムイ
なんで！！！？？
天逆毎
ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ
天逆毎
打ち所悪かったら死んでたぞ、悠華
悠華
殺す気だったもん
天逆毎
はぁ！！？？
五条悟
悠華の情緒が分からない…
悠華
2発は無抵抗で受けてくれるよね
天逆毎
は？
悠華
東雲冬華の命令で2発本気で殴ったくせに
天逆毎
う゛っっ
悠華
しかもさ、主がどっちか分からないって何！！？？？
悠華
私達の関係はそんなものだったの！！？？
天逆毎
関係って、
ドンッ！！！
悠華
はい、これでおあいこ
天逆毎
うぇぇ…
悠華
まぁ見分けはつかないよね、呪力だってそっくりに見せられるもん
悠華
見分けが着いたら逆に怖い
悠華
ちょっと来て、天逆毎
悠華
天逆毎借りるね！！
フリカムイ
気をつけてーー
鈴鹿御前
夕飯までには帰ってくるんですよ〜
悠華
はい座ってどーぞ
天逆毎
…悠華は？
悠華
私は立つ
悠華
上から目線で話したいから
…ｽｯ…(座る)
天逆毎
物理的に上から目線
悠華
私と天逆毎だとちょっとだけ天逆毎の方が身長高いじゃん
天逆毎
それで、話は？
悠華
…正直、あの日私は何をしでかすか分からなかった
悠華
自分でもそう思う
悠華
感情に任せて命を投げ出す可能性もあるにはあった
悠華
…けどさぁ、
悠華
何も、離れることないじゃん…
天逆毎
…その選択が一番悠華が死ねないと思って
悠華
そりゃ、天逆毎と死ぬけどさ、私が1人で逝っちゃったら＿＿
天逆毎
ない
天逆毎
それはない
悠華
…断言できるの？
天逆毎
現にこうして生きてるわけだし
悠華
…………
天逆毎
…でも、ごめん
天逆毎
極端すぎる決断をしたと思う
天逆毎
本当に、ごめん
悠華
…他の、妖にはね、
悠華
ちゃんと、主の悠華として話せるのに、ダメだなぁ、天逆毎を前にすると、どうしても、“私”が前に出ちゃう
天逆毎
…嫌？
悠華
……醜くなっちゃうでしょ
天逆毎
醜くないよ
悠華
…毎回、それを言ってくれるのね
天逆毎
…なにか、辛いことがあるのか？
悠華
あるよ、天逆毎が離れていっちゃった
天逆毎
…もう、手の届く範囲にいる
悠華
……やっぱりさ、私には恐れ多いよ、
天逆毎
？
悠華
天逆毎の望む私には、なれないよ、
悠華
良い、主人にもなれない
天逆毎
…別に私はいい主人を望んでるんじゃない
悠華
………
天逆毎
私と一緒に最後の日まで生きてくれる人間だ
悠華
…なら、私じゃなくてもいいでしょ
天逆毎
………あぁ、きっと
天逆毎
きっと私は悠華じゃない人間を主人に選んでもそこそこ幸せだと思う
悠華
……
天逆毎
だけど、それでも悠華を選んで良かったと思う
天逆毎
悠華を見つけられて、良かった
天逆毎
そう思うくらいには好きだよ
天逆毎
だから、そんな悠華だからこそ
天逆毎
幸せになって欲しい
天逆毎
妖…というより、私はきっと悠華を不幸にする
悠華
…なんでそんなこと決めつけるの
天逆毎
今までの結果からの考察だよ、いい方向に行ったことなんか無い
悠華
…天逆毎が選んだ主人は、私と初代だけなのに
天逆毎
…それでも、分かっちゃうんだよ
悠華
…はぁー…
悠華
なんか考えるのが面倒くさくなってきた…
天逆毎
は？
悠華
…いやでも…
悠華
まぁそれとこれとは別として
悠華
ん゛ん、よし
悠華
天逆毎
天逆毎
？
悠華
私はね、自分の幸せは自分で決めたい人間なの
悠華
私のことを不幸にするかもしれない？
悠華
そんなの知ったことか！！
天逆毎
は、
悠華
別に幸せになれなくてもいい＿
悠華
いや、違う
悠華
これが私の選んだ幸せなんだよ
天逆毎
！！
悠華
私は愛する妖達の為に人生を誤りたい
悠華
そう思う私はきっと愚かだけど、嫌いじゃないでしょ？
天逆毎
…くふふっ、そうだなぁ
悠華
きっと私達は最初っから、1000年以上前からこうなることが決まってた
悠華
なんという祝福だろうか！
悠華
いい事も悪い事も、どんな事があっても！！
悠華
妖の、天逆毎のそばに居たい
天逆毎
…熱烈なラブコールだな
悠華
どう？
悠華
私の一世一代の告白なんだけど？
天逆毎
…そういうのは大切な時に取っておけよ
天逆毎
それに、もし私が断った＿
悠華
断らないよ、天逆毎だから
天逆毎
…こんな好きになるはずじゃなかったんだけどなぁ、
悠華
当たり前でしょう
天逆毎
？
悠華
私が赤ちゃんの頃からずっと見てるんでしょ？
悠華
感情移入もするって
悠華
んふふっ、覚えてるよ〜
悠華
私に猿みたいって言ったこと
天逆毎
…マジで？
悠華
幼児期健忘？ってやつが来なくて、胎内の記憶まであるよ！
天逆毎
…どうりで、両親の顔を今でも正確に覚えてるわけだ
悠華
それで、私の一世一代の告白の返事は？
天逆毎
…魅力的すぎて泣けてくる
悠華
えぇ！！？
天逆毎
………私は、悠華のこれまでの人生の頑張りを知っている、ずっとこの目で見てきたから
悠華
？
天逆毎
傷ついたり、強がっている悠華を知っている
天逆毎
理不尽な世界に意志を押し殺して生きてるのも知ってる
悠華
！！
天逆毎
短気なくせに、何かと器が大きいことも知ってる
天逆毎
嫌な明日に、勢いよく1歩を踏み出す度胸があることも知ってる
悠華
…
天逆毎
悠華は今までの人生良く頑張って来たと思う
悠華
………
天逆毎
はるか、悠華
ぎゅっ
天逆毎
面倒くさいを言い訳に自分の感情に蓋をしないで
悠華
！！なん＿＿
天逆毎
悠華が愛した人間は、悠華がちょっとやそっとカッコ悪くても気にしないから
天逆毎
お前は愛された人間だ、妖に愛されて、周りの人間からも愛されてる
天逆毎
大丈夫、今まで悠華を見てきた私が保証する
天逆毎
だいじょうぶ、泣かないで
悠華
…なんで、わたしの、
悠華
ほしい言葉を、言ってくれるの
天逆毎
悠華は、私の宝だから
天逆毎
愛しい、愛しい子
悠華
…ｽﾞﾋﾞｯ
悠華
…ほんとうは、
悠華
大きくなくて、いいから
悠華
小さくて、いいから、
天逆毎
？
悠華
消えない、しあわせが欲しい、
天逆毎
…いくらでも
天逆毎
…悠華は、自分が醜いって言うけどさ
悠華
……
天逆毎
私の目に映る悠華は本当に、可愛いよ
悠華
……
天逆毎
可愛くて愛おしくて、小さい女の子
悠華
…そんな、ほめても、
悠華
なにもないよ、
天逆毎
……ただ、伝えたかったんだ
天逆毎
悠華の事をこんな好きなやつがいるって
天逆毎
私だけじゃないよ、周りの人間みんな思ってる
天逆毎
前の悠華は人間を頼る事が出来なかったけど、今回はちゃんと手を差し伸べられたら、その手を取れた
悠華
…？
天逆毎
私はその変化が嬉しかったんだよ
天逆毎
今まで無理やり救ってきたけど、やっと、頼れるようになってきた
天逆毎
あぁ、嬉しいなぁ
天逆毎
悠華
悠華
？
天逆毎
私はね、悠華の事が結構…というか凄く好きだよ
悠華
………
天逆毎
今、悠華の長所や短所、価値観や容姿や過去、全部ひっくるめて
天逆毎
好きだよ
悠華
…それ、フリカムイに、言ってあげなよ、
天逆毎
あいつにはもう伝わっちゃってるからなぁ
悠華
…意図せず？
天逆毎
意図せず
悠華
…なか、いいの？
天逆毎
私とフリカムイの？
悠華
ん
天逆毎
…程々かな
悠華
………そう
悠華
天逆毎にとって、フリカムイは、どんな、妖なの？
天逆毎
？
天逆毎
…あいつは…
天逆毎
うん、いい男だったよ
悠華
…過去の、おとこみたい
天逆毎
あははっ！
天逆毎
そうだな、あながち間違ってない！
悠華
……んふっ、そうなんだ、
天逆毎
…やっと笑った、良かったぁ
悠華
え、
天逆毎
さ、もうおやすみ
天逆毎
契約は起きたらしよう
悠華
…はなれ、ないでよ
天逆毎
もちろん
天逆毎
もう離れる気も、離す気もないよ
ガクッ
天逆毎
！
天逆毎
おっと、
ぽすっ
天逆毎
危ない危ない…
天逆毎
ただいま
天逆毎
って、何してんだよ
天逆毎
五条の坊を正座させ＿＿
鈴鹿御前
ちょっと待ってください
鈴鹿御前
問いただしてるんですよ
五条悟
…ハイ、スミマセンデシタ
鈴鹿御前
ゴメンで済んだらブツは取らないんですよ
天逆毎
は、なんでその話…？
フリカムイ
天逆毎、姫さん寝た？
天逆毎
見ての通り熟睡〜
五条悟
…やっぱり、妖の腕の中だと熟睡するよね
天逆毎
？
五条悟
僕の腕の中だとすぐ起きるのに…
鈴鹿御前
これですよこれ
鈴鹿御前
これです！！！！
鈴鹿御前
大事な事なので2回言いました！！！
天狐
坊の腕の中で寝たって、何！！？？
天逆毎
あー
天逆毎
あー…？
天逆毎
…まぁ、まぁ？
鈴鹿御前
！！
鈴鹿御前
何か、知ってるんですね？
天逆毎
逆に知らないのか…？
鈴鹿御前
実家に帰省してたので知りえません！！！
天逆毎
お前、あの1ヶ月実家に居たのかよ
五条悟
……実家あるの？
鈴鹿御前
ありませんが、そこまだ正座！！！
天逆毎
鈴鹿御前、静かに
鈴鹿御前
…………………
鈴鹿御前
不服
天逆毎
五条悟
五条悟
ん？
天逆毎
はい
ぽいっ
五条悟
うわっ、ちょっ
ぎゅうっ
五条悟
え、、なんで悠華投げた？
天逆毎
お前の腕の中でも起きないだろ
五条悟
！！
天逆毎
うめき声もあげない
五条悟
でも、前は…
天逆毎
それは悠華が任務後で気が張ってたんだろ
天逆毎
通常なら起きない
五条悟
…僕って悠華の中でどんな立ち位置にいるの？？？
天逆毎
………
天逆毎
さぁ？って言いたい所だが…
天逆毎
東雲家にいた時私が、悠華の夢の中で『助けを求めないのか？』って悠華本人に聞いて
天逆毎
1番初めに助けを求めた人間が
天逆毎
五条悟、お前だったんだよ
五条悟
え
五条悟
え、
天逆毎
だから、悠華の中で【人間の中で1番頼ってもいい人物】になってると私は予想する
天逆毎
…まぁ、私の予想だけどな
五条悟
そんな重要な位置に、僕居ていいの？
天逆毎
知らん
五条悟
…えぇ、嬉しぃ
天逆毎
そうか
五条悟
…悠華貰ってもいい？
フリカムイ
殺す
五条悟
待って待って待って
鈴鹿御前
ぶち殺しますわよ
五条悟
上品に言ってもダメなものはダメ
風神
…じゃあ、墓の前に飾る花は何が宜しくて？
五条悟
どれも嫌だな！！
天逆毎
というかお前、東雲冬華に操られた後謝ったのかよ
五条悟
……あ
天逆毎
殺す
鈴鹿御前
許可出ました！！！！
天狐
よしっ！！！
五条悟
無限バーリア
鈴鹿御前
う゛っ！！！
天逆毎
まず謝れ
五条悟
そうする
天逆毎
その後は好きにしろ
五条悟
え！！！
フリカムイ
…いいの？
天逆毎
…ま、悠華次第？
フリカムイ
…素直になればいいのに
天逆毎
嫌だね
天逆毎
…………
フリカムイ
いやそんな所も好きだけど？
天逆毎
なら良かった
鈴鹿御前
そこ！！！
鈴鹿御前
2人だけでイチャイチャしない！！！
鈴鹿御前
記念写真撮りますから！！
鈴鹿御前
その後私も入れて下さい！！！
フリカムイ
いいよー
五条悟
ちょっと待て、それでいいの？
天逆毎
…ま、妖だし？
五条悟
…？？
五条悟
ダメだ、僕の中で妖の謎が深まっていく
馬頭鬼
多分一生理解できないよ
五条悟
えぇ
馬頭鬼
僕らは地球が滅んでもずっと一緒に生きる家族だからね
五条悟
…………
五条悟
悠華も？
馬頭鬼
…さぁ、ただの一妖の僕にはその日が来るまで分からないよ
馬頭鬼
悠華は、あの子は特別だから
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